47 ページ46
「爆殺卿！」
「違う。そうじゃない」
結局、爆豪君のヒーロー名だけ決まらず、相澤先生の話に移った
「さて、全員のヒーロー名が決まったところで話を職場体験に戻す」
爆豪君決まってないけどね
「期間は1週間。肝心の職場だが指名のあったものは個別にリストを渡すからその中から自分で選択しろ。
指名のなかった者は予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件、この中から選んでもらう。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる」
「例えば13号なら対ヴィランより事故災害などの人命救助中心、とかね！」
「よく考えて選べよ」
「「はい！」」
「俺は都市部での対凶悪犯罪！」
「私は水難に関わるところが良いわ。あるかしら」
「今週末までに提出しろよ」
「あと2日しかねえの？！」
「効率的に判断しろ。以上だ」
昼休み、私は事務所のリストを眺めた
どこにしよっかなぁ…
「ねえねえ皆どのプロ事務所に行くか決めた？」
「オイラはMt.レディ！」
「ヤラシイこと考えてるわね峰田ちゃん」
「違うし！」
「芦戸もいい所まで行ったのに指名ないの変だよな」
「それー」
「僅か40名の受け入れヒーローの得意な活動条件を調べて系統別に分けた･･･ブツブツ･･･」
ブツブツしてる…かわいい…
「あ！ごめん！夢中になっちゃって･･･」
「相当悩んでるわね。緑谷ちゃん」
「実は私もう決めてるよ！バトルヒーロー、ガンヘッドの事務所！」
「ガンヘッドってゴリッゴリの武闘派じゃん！麗日さんがそこに？！」
「うん！指名来てた！」
「そうなんだ。僕はてっきり13号先生のようなヒーローを目指してるのかと」
「最終的にはね。でもこの間の体育祭で爆豪くんと戦って思ったんだ。強くなればそんだけ可能性が広がる！やりたい方だけ向いてても見聞狭まる！と！」
「なるほど･･･」
よく考えてるなぁ…お茶子ちゃん
『あ、そうだ…緑谷君、お茶子ちゃん。プリン作ったからあげる』
「「作った！？いいの！？」」
『う、うん…作りすぎちゃったし…』
後で百ちゃんと響香ちゃんにもあげよう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
