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───ＢＯＯＭ！
先程試合が開始され、さっそく爆豪君はお茶子ちゃんに向けて爆破する
『！』
《上着を浮かせて這わせたのかぁ、よー咄嗟に出来たな！》
さすがだお茶子ちゃん！
────ＢＯＯＯＭ！！
爆豪君反射神経すご…
お茶子ちゃん、近付く事さえできない…
《麗日間髪入れず最突進！》
｢おっせえ！｣
────ＢＯＯＯＭ！！
｢っ、おらあああああ！！｣
────ＢＯＯＯＭ！！
｢まだまだぁ！！｣
────ＢＯＯＯＭ！！
《休むことなく突撃を続けるが……これは……》
お茶子ちゃんはひたすら爆破を受けた
傍から見たらすごく可哀想に見える。
けど…
｢見てらんねぇ……！おい！それでもヒーロー志望かよ！そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！
女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！｣
｢そーだそーだ！｣
何言ってんだあの人達…視野狭いのかな…
ていうか、爆豪君のあれはどう見ても遊んでるんじゃなくて…
《一部からブーイングが…！しかし正直俺もそう思……わあ肘っ！何SOON……》
《今遊んでるっつったのプロか？何年目だ？シラフで言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ、帰って転職サイトでも見てろ
ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう
本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねえんだろが》
消太さん…私が言いたい事全部言ってくれた…
｢ありがとう、爆豪くん…
────油断してくれなくて｣
きた
《流星群ー！！》
《気付けよ》
お茶子ちゃんが個性解除した途端、爆豪君の上から瓦礫の破片が降り注いだ
これはいけるか…！？
────ＢＯＯＯＭ！！
『｢！！｣』
う、そ…あの量を…一撃で！？
《会心の爆撃！麗日の秘策を堂々
────正面突破！！》
｢いいぜ、こっから本番だ麗日ぁ！｣
『！』
名前…普通に呼べるんじゃん…
──ﾄﾞｻｯ
『！、お茶子ちゃんっ…』
｢………麗日さん…行動不能、二回戦進出爆豪君！｣
お茶子ちゃんは、タンカで運ばれていった
このご時世…女っていう理由で手を抜いたり、なめられたりすることは多い…けど
爆豪君は、最後まで油断しないでお茶子ちゃんと本気で戦った
『……』
「疾風さん…？それは…どういう感情の顔？」
『……複雑？』
「なぜ疑問形……というか緑谷君、俺には無表情に見えるんだが…」
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
