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開始直後、すぐさま私は前へと移動する
後ろでは、入口が狭くて人が込み合っていた
《さーて実況してくぜ！解説アーユーレディ!?ミイラマン!!》
《無理矢理呼んだんだろうが…》
マイクさんと消太さんの声が響いた
《さぁいきなり障害物だ!!まずは手始め…第一関門、ロボ・インフェルノ!!》
これは…入試の時の…
「入試ん時の0P
「マジか!!ヒーロー科あんなんと戦ったのか!?」
「多すぎて通れねえ!!」
今回はわざわざ壊さなくても…通れればいいんだよね？
途端に、空気が冷たく変わる
『よっ…と』
危ない危ない…浮いてよかった
轟君がいつかと同じように氷を張り、敵を固めた
私を含めたA組の皆は、当然のように避け、敵を倒す
『私も…』
わざわざ壊すのも面倒なので、私は体を浮かせて敵の上を通る
さてと、次は…
《オイオイ第一関門チョロイってよ！んじゃ第２はどうさ！？落ちればアウト！！それが嫌なら這いずりな！！ザ・フォーーーーール！！》
つまりは大袈裟な綱渡りね
これも飛べば行けるかな…？
第2関門も難なくクリア
《先頭が一足抜けて下はダンゴ状態！上位何名が通過するかは公表してねぇから安心せずに突き進め！！そして早くも最終関門！！かくしてその実態は…一面地雷原！！！怒りのアフガンだぁ！！》
前の方では既に何人かがゆっくりと地雷を踏まないよう避けて歩いていた
これも…飛ぶ？
なんか飛んでばっかりだなぁ…全然個性アピールできない…
『…まあ…いいや』
さっきよりも勢いをつけて、垂直に進む
「半分野郎！宣戦布告する相手を間違えてんじゃねえよ！」
爆発音が聞こえたので前を見ると、轟君と爆豪君が並んでいた
《此処で先頭が変わるか！？喜べマスメディア！！お前等好みの展開だぁぁ！！後続もスパートかけてきた！！だが引っ張り合いながらも…先頭人がリード……と、思いきや！A組の疾風Aが追ってきたあ！！》
フルネームやめてよ！！恥ずかしい！！
ﾄﾞｺﾞｵｵｵﾝ
凄まじい爆発が後ろで起きた
『あれって…！』
《後方で爆発！！？何だ あの威力！？爆発か故意か
.
Ａ組緑谷、爆風で猛追！！？》
『緑谷君…！？』
《つーか抜いたあああああー！！》
やっぱり緑谷君はすごい…！
爆風を利用して飛んだんだ！！
「デクぁ！！！俺の前を行くんじゃねぇ！！！」
「後ろ気にしてる場合じゃねぇ……！」
私も3人に追いつかなくちゃ…！
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
