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雄英体育祭はテレビでも中継される
活躍すればプロヒーローになる可能性がぐっと高くなるのは間違いない
どんな種目に参加するのかは当日になるまで分からないけど、私も含めた皆は、それぞれの準備を始めているはずだ
そして、当日…
「あーあ、やっぱコスチューム着たかったなぁ」
「公平を期すため、着用不可なんだよ」
「予選の種目ってなんなんだろうな･･･」
「何が来ようが対応するしかない」
「ああ」
勢いよく控え室の扉が開く
「皆！準備は出来てるか！もうじき入場だ！」
『楽しみ…』
「ウキウキしてるね、疾風さん」
「これウキウキしてんの！？よく分かったな緑谷！？」
皆で和気あいあいと話していた時
「緑谷」
轟君が緑谷君に声をかけた
「轟君…なに？」
「客観的に見ても、実力は俺の方が上だと思う」
「え、う、うん…」
お？なんだ唐突に、自慢か？
「けどお前、オールマイトに目ぇ掛けられてるよな。別にそこ詮索するつもりはねぇが、お前には勝つぞ」
轟君…？
「おぉー･･･！クラス最強が宣戦布告･･･？」
「おいおいおい、急に喧嘩腰でどうした？直前にやめろって」
「仲良しごっこじゃねぇんだ。なんだっていいだろ」
「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に適わないと思う。客観的に見ても」
「緑谷もそういうネガティブな事言わない方が…」
『切島君、待って』
「でも！みんな、他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ…遅れをとる訳にはいかないんだ…！僕も本気で取りに行く」
そう、緑谷君はそうでなくっちゃ
「…ああ」
「……ﾁｯ…」
なんだ爆豪君まで…緑谷君いじめるなら私が受けて立つぞ？←
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
