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臨時休校明け…Aはまだ学校に来ていなかった
「ねえねえ！昨日のニュース見た？」
「うん」
「クラスのみんなが一瞬写ったでしょ？なんか私、全然目立って無かったねー･･･」
「確かにな」
「あ、あの格好じゃあ目立ちようが無いもんね！」
「しっかしどのチャンネルも結構でかく扱ってたよなー」
「びっくりしたぜ」
「無理ないよ。プロヒーローを輩出するヒーロー科が襲われたんだから」
「あの時先生たちが来なかったらどうなってた事か･･･」
「やめろよ瀬呂！考えただけでもチビっちまうだろ」
「うっせーぞ！黙れカス！」
「けど流石オールマイトだよな！あのクソ強いヴィランを撃退したんだから！」
「ああ、驚愕に値する強さだ」
「みんなー！朝のHRが始まる！私語を慎んで席に着けー！」
「着いてるだろー」
「着いてねーのおめぇと疾風だけだ」
「くっ…しまった！」
「どんまいっ！」
「Aさん…どうしたのかしら…」
「梅雨ちゃん、今日のHR誰がやるんだろ」
「そうね。相澤先生は怪我で入院中のはずだし…」
「もしかして、疾風もなんか関係してんのか？」
ｶﾞﾗｯ
「おはよう」
「「相澤先生復帰はえぇ！」」
『おはようございまーす』
「Aちゃんも！？」
「なあ、ずっと気になってたんだけど…相澤先生と疾風ってどういう関係！？」
上鳴君が声を荒らげ、一部の人も気になっていたのか一緒に頷いた
「訳あって一緒に暮らしているだけだ。変な勘違い起こすなよ。俺は保護者で、こいつを特別扱いする気は無い」
とか言っていつも心配ばかりするくせに…
「一緒に…住んでる、だと！？」
『峰田君、変な想像しないで』
私は峰田君に冷ややかな視線を向けながら自分の席に着いた
「先生、怪我は…」
「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ、戦いは終わってねぇ」
「戦い…？」
「まさか…」
「まだヴィランが…？！」
「雄英体育祭が迫ってる」
「「クソ学校っぽいのきたー！！」」
体育祭…！有名なあれか！
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
