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春、雄英高校へ入学しました
「…緊張してんのか？」
『…少し』
「お前なら大丈夫だ、また後でな」
『うん』
お世話になっている消太さんと別れ、私は【1-A】の教室へと向かう
『…ドアでか』
まあ個性によっては大きい人もいるか…
とりあえず、お友達を作ることから頑張ろう！
どんな人がいるか((｢机に足をかけるな！雄英の先輩方や机の制作者方に申し訳ないと思わないか！？｣
｢思わねーよ、テメーどこ中だ端役が！！｣
……なにごと？？
教室に入ってまず耳に入った怒号
眼鏡の真面目そうな男の子と、クリーム色の髪の毛の怖い男の子
話を聞いてみるとお互い初対面のようだ
初対面であんな喧嘩できるのか…すごい…
「あの」
『はい』
「私、八百万百と申します、これから宜しくお願い致します」
可愛い女の子…！声掛けて貰えた！
『疾風A、よろしく』
百ちゃんと仲良くなり、一緒に席順を確認する
うわ、あの怖い人の後ろの席か…
騒がしい教室の中、1人ため息をつく
｢お友達ごっこしたいなら他所へ行け。此処はヒーロー科だぞ｣
『…消太さん？』
声のする方へ声を傾けると寝袋に入った消太さんがいた
なにしてんだあの人
教室が静まったので、私は急いで席に着く
｢ハイ、静かになるまで８秒かかりました。
時間は有限、君たちは合理性に欠くね、担任の相澤消太だ、よろしくね｣
消太さんが担任かぁ…前もって聞いてはいたけどやっぱり面白い
｢さっそくだが、
体操着？グラウンド？
入学式に行くんじゃないの？
｢何するんだろうね｣
｢わかんねーけど入学式もまだだよな｣
｢流石に雄英と言えども入学式ぐらいはするだろ？｣
クラスメイトがそれぞれ言う
｢さて…さっそくだが個性把握テストを行う｣
は？
どうやら入学式やガイダンスもなしにいきなり個性把握テストをやるらしい
聞いてないよ消太さん！！
「中学の頃からやってるだろ？個性禁止の体力テスト。爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」
爆豪と呼ばれたのは、先程の怖い男の子
「67m」
67m！？男子って個性なしでもすごいんだなぁ…
「じゃあ個性使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい。早よ」
爆豪君は先生からボールを受け取り、円内に入り構えた
「死ねえぇぇぇ！！」
………死ね？？
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作者名：やきなす | 作成日時：2020年10月2日 17時
