家の前で怪我してるイケメン拾った件について (ページ7)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:69,282 hit

7 ページ7

「お客様、こちら写真撮影は禁止となっております」ﾆｺ

『安室さん…』

さすがはゴリラハンド、男の手を捻り上げた

「はぁ！？うるせーよ！」

「見たところ、お客様は白雪先生のファンでは無いようですし…ご退席頂いても？」

「ひっ…」

うわこっわ、バーボンじゃんバーボン

男は逃げ、お客様からは歓声が

「大丈夫ですか？」

『大丈夫…ありがとう』

いや〜連れてきてよかったわ

それからは特に問題もなく、サイン会は終わった

「A〜打ち上げ行くよ〜」

『げ』

「安室さんも！ぜひ来てください！」

「では、お言葉に甘えて」

せっかく締切も終わったから家でゆっくりしたかった…

居酒屋へ行くと、安室さんはまあ囲まれる囲まれる

イケメンは大変だねぇ…としみじみ思いながらウーロンハイを頼む

「「「かんぱーい！」」」

おつまみを食べながら酒をちびちびと飲んでいく

「ねね、A！いつの間にあんなイケメンと知り合ったのさ！」

隣に座ってる篠崎が日本酒片手に聞いてきた

おっさんみたいだなこいつ

『んーと、1週間くらい前？』

「ほやほやじゃん！だから大事にされてんのか〜」

『大事ねぇ…まあ自称ボディガードだから、あれは注意せざるを得ないでしょ』

「あれ、もしかして気付いてない？」

『なにが』

「Aのこと変な目で見てる奴らに全員睨みつけてたの！」

『………へぇ』

「ちゃーんと身なりよくすれば男寄ってくるからね〜あんた」

『……ふうん…』

「あ、照れてる」

『照れてない』

「照れてるく・せ・に〜(ｸﾞｲｯあっ」

なんか腹立ったので篠崎の手にあった日本酒を一気飲みした

『……うっさい…』

「あーあ……安室さ〜ん！緊急事態〜！」

「どうかしたんですか？」

安室さんは女性スタッフ達をあしらってこっちへ来た

「この子酒強くないのに一気飲みしちゃって…後は頼みました！」

うーん、頭がふわふわしてきたぞ

と同時に、体もふわふわした、おんぶされてるなこれは

「あ、そうだ安室さん」

様子を伺うと、篠崎が安室さんになにか耳打ちをしていた

なんだ？また余計なことを言ってるのか

猛烈な眠気に襲われ、寝てしまった