9 ページ10
『とりあえず適当に食材買うかぁ…』
カゴにぽんぽん野菜やらなんやらを入れていく
基本的にめんどくさいからやる気のあるときしかご飯食べないけど、一人暮らし歴4年なので人並みに料理はできる
『あ』
お酒のコーナーで立ち止まる
そう言えば最近仕事が忙しくて飲んでなかったなぁ…
そう思いながらさりげなくバーボンを手に取った
『飲んでみよっかな…』
「バーボンお好きなんですか?」
『えっ』
振り返るとそこにはトリップ先のスーパーに行くと高確率で出くわすハイネック眼鏡の沖矢昴こと赤井秀一がいた
『えっと…飲んだことないけど…試しにのんでみようかな、と思いまして…』
なんで私に話しかけてきた?コナン君か?コナン君だよな?絶対私の事言ったよな
「あ、突然話しかけてすみません、少々気になったもので…」
『い、いえ…それでは……ガシッ…うおっふ…』←
今日はよく腕を掴まれる日だなぁやだなあ
「あの、宜しければ私の家で飲みませんか?車お出ししますので」
いやいやなに突然言ってんの
つかスーパーでナンパするなFBI
『や、さすがに知らない男の人の家に行ってお酒を飲むなんて…ねぇ?』
家におびき出すにしたってもうちょっとマシな誘い方あるだろお
「そうですね……私の名前は沖矢昴、大学院生です」
『へ?あ、AAです…?』
なぜ突然自己紹介?
沖「はい、これで私達は知り合いになりました」
なにその無茶ぶり
FBIしっかりして????
沖「スーパーの出入口で待っていますので、お買い物を済ませたら来てくださいね」
『え!!ちょ、沖矢さん!?』
行ってしまった
え?なにこれ?なんでこんな強引なの?この世界の常識はこうなの???
『……………とりあえず会計して…逃げるか☆』
と、まあそう上手くいくはずもなく
こっそり出たところを腕を掴まれる車に乗せられました
こんの糸目ぇぇ普通に誘拐だぞぉぉ
146人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:やきなす | 作成日時:2020年8月24日 4時