【名探偵コナン】これは恋ではないと信じたい (ページ24)

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安「…ﾎｫ…全て、とは？」

『…安室透、本名降谷零29歳、警察庁警備局警備企画課通称ゼロに所属している。公安からのスパイとして、黒づくめの組織に潜入し、コードネーム"バーボン"を与えられた。ベルモットとは組織内で協力関係にあり、ジンからは敵対意識を持たれている。あとは…あ、セロリが好き』←
話をしていくうちに安室さんの目がどんどん開かれていく

安「それだけの情報を持っていて、敵ではないという証拠は？」
証拠…だと…？え、ないよどうしよう

『えっと、それは……………………ﾊｯ…私が、降谷さんのことが好きだということです！』

安「…は？」

『へ？』
ひ、ひえええ告白したみたいになってしまった
あっ目が点になってる降谷さん可愛い写真撮りたい((

『あ、えと、違くて！…ファン！そうファンなんです！熱狂的なファンであるために調べちゃったんです！』

安「………ストーカーですか？(『断じて違います！！！！』
犯罪者のレッテル貼られるのはやだぁ！！

安「…まあ、ストーカーかどうかは置いといて、敵ではないというのは伝わりました…貴方からはそんな雰囲気でてませんし…」

『し、信じてくれるんですか…？』

降「勘違いするな、完璧に信用した訳じゃない、だから貴方のことはしばらく監視させていただく」
それでも…信じてくれた…

『……よかっ…たぁ…』
気が抜けたらなんか眠く……

安「こんな時間まで居させてすみません、今から家に送…って、Aさん？…………寝てる…」

安室side
緊張が解けたのか、眠ってしまった彼女をベッドまで運ぶ

『…ﾑﾆｬ……ふるやさん……』
夢に俺が出てきているのか、ニコニコしながら俺の名前を呼ぶ

降(小動物みたいだな…)
敵だとしたら、こんな無防備に寝るはずがないよな…
彼女は敵ではないというのは、薄々気付いていた、だが俺個人の感情で済ましていい問題ではないから、冷たい言い方をしてしまった

降(…好き、と言われて少し喜んでしまった自分に嫌気がさす)
彼女の額を撫でながらそう思った