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『つ、つかれた……コナン君追ってきてないし、ここまで来れば大丈夫でしょ…』
適当に走ったら公園についてしまった、とりあえず休もう

『さて…整理でもするか』
ここは"名探偵コナン"の世界で間違いない…よな?でもこういうのって死んだ後真っ白な空間で神様的な人がでてきてぽぽーんってやつじゃないの?
とりあえず自分のカバンの中を見てみる

財布、ポーチ、携帯、エコバッグ、家の鍵…
見覚えのあるポーチは私が家に置いていたはずの通帳や印鑑が入っているものだ
そう言えばトリップしたあとってだいたい大金が振り込まれてるよな
ドキドキしながら見てみるとあら不思議

『……103万』
私が貯金してきた額そのまんま
え、ひどい0の数がもっと多いことを期待してた泣きたい

『…まあいいや、とりあえず自分の家に行ってみよう』
携帯の地図アプリに住所を入力し、歩いていく



『あ』
ポアロだ
そっか、ここ名探偵コナンの世界だもんね、そりゃあるよね、うん…………………

『あ、あむぴがおるやん…』
え、まって視界の暴力((
我が最推しの安室透くんこと降谷零くんがおるやん〜〜
やばい泣きそうとりあえず離れよう

『う〜…胸が苦しい…』
張り裂けそうなのでしゃがみこむ

「大丈夫?」

『ああ、うん、大丈夫大丈……』
死 神 だ

『ヒェッ……』

「また会ったね!お姉さん!」
そっかそうだよね君の家ここだもんね

「お姉さん、具合が悪いならここで休んでいったら?」

『エッ…や、それはまだ心の準備が(「おや?コナン君?」ん"っ…』
やばい素敵な声が聞こえた

「どうしたんだい?っと…こちらの方は?」
あむぴだああああああああぁぁぁ

「あのね!このお姉さん具合が悪いみたい!ちょっと休ませてあげて!」

『え、ちょ』

「それは大変だ…大丈夫ですか?立てますか?」
顔が近いっっっ

『た、立てます、はい』

「今はちょうどお店も空いているので、どうぞ」ニコ
その笑顔100万点…!!!

『で、では…お言葉に甘えて…』
あむぴの誘いをことわることなんざできるか


『ふう…』
とりあえず奥のソファーに案内されたので座った
そこまではいい

「ニコニコ」
な ぜ お 前 が 隣 に い る
えぇなにぃ…?私なんか怪しいことしたぁ…?
ちょっと挙動不審でうろうろしてただけじゃぁん……………あ、大分怪しいわ

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作者名:やきなす | 作成日時:2020年8月24日 4時

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