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まあなんやかんや(?)でご飯を食べたあと、私達は店を出た
『もう、安室さんが嫌ってるのにわざわざポアロなんて…嫌がらせでしかないじゃないですか』
沖「まあまあ、ところでこの後どうします?」
『えっと、そうですね…映画とかはどうでしょう?』
普段インドア派の私はこういう時どこに行くべきか分からないから無難に答えてみた
沖「いいですね、では行きましょうか」
『やー、やっぱり強い女はかっこいいですね!』
沖「まさかゾンビ物を見るとは思いませんでしたよ」
いいじゃんか、私はバイ○ハザードが好きなんじゃ!
沖「ところで…お気付きですか?」
なにがだ?
キョトンとした顔をすると、沖矢さんはため息をついた
沖「これ、デートなんですが」
そう言って、手を繋いできた
『…へ!?』
デートなのこれ!?あ、でも男女で出かけるってそう言う……え、でも付き合ってないし……あれ?デートの定義ってなんだ??
あっ待って沖矢さんのおててだ、体温がある((
沖「まだ時間もありますし、ぶらぶらしましょうか」
そう言い、沖矢さんは私の手を引いて歩き出した
貴方ほんと、そんなキャラでしたっけ!!?
『今日はありがとうございました』
沖「いえ、こちらこそ…夕飯もご一緒したかったのですが…すみません、予定が入ってしまって」
『いえいえ!大丈夫ですよ!では、おやすみなさい!』
先程、沖矢さんはFBIからのお呼び出しをくらい、私を家まで送ってくれた
やー、何気に人生初デートだったなぁ…
そんな事を考えながら、マンションの階段を2階まで登り、ドアの前に立つ
(…?、なんだろ…?)
後ろを振り向くと、マンションの前の道路に見覚えのある車が止まっていた
『…っ……あ、れって……』
ポルシェ356A、ジンの愛車だ
なんで?なんでここに…?
しばらく見ていると、マンションから黒づくめの男2人が出ていった
『ジン……ウォッカ……』
そう小さく呟くと、視線に気付いたのかジンが振り向いた
『っ』
え、これ気付かれた?怪しまれてる?やべぇ殺されるかも
危険を察知した私は、とりあえずニコッと微笑み、お辞儀をしたあと部屋に入った
『………こっわ!!やっぱり実際に見てみるとこわいな…最近ジンニキ可愛いとか思ってた自分ぶっ飛ばしてやりたい』
ジ「今の女…」
ウ「え?なんですかい兄貴」
ジ「……いや、なんでもねぇ、行くぞ」
(俺が睨んだら微笑み返してきやがった…何者だ…)
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作者名:やきなす | 作成日時:2020年8月24日 4時