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『A〜。お風呂いいよ〜！』
『う、うん』
今日も紫耀くんの後にお風呂に入る。
しかし、お風呂上がりの紫耀くんの色気たるや、本当にすごい。
私、こんな人と今日一緒に寝れるのか？！
浴室を開けて、また紫耀くんの香りに包まれながら、バスタブに浸かる。
『いい匂い・・』
ゆっくりと疲れを癒して、新しいパジャマに着替えた。
流石に前回のパジャマよりは、お洒落なのを選んだつもりだけど、やっぱり恥ずかしい。
そっと浴室を出れば、紫耀くんはソファーで飲み物を飲みながらテレビを見て笑ってる。
よし。しれっと近づこう。
『お風呂ありがとう〜』
さりげなく横に座ろうとした私を、
『あ、おかえり〜。えっ！？』
紫耀くんがびっくりした顔で見た。
『えっ？変？』
思わず後ずさりした私の手を、紫耀くんが引き寄せる。
『いや、めっちゃ可愛い！フワフワして、うさぎさんみたい！』
そのままぎゅうぎゅう抱きしめられて、何だかマスコットになった気分。
少しゆっくりしてると、
『・・そろそろ、寝よっか？』
『あ、うん。・・そだね』
紫耀くんと手を繋いで、寝室へ入る。
相変わらずのシルク三昧。
『大丈夫。何もしないよ』
そう言って、先にベッドに入った紫耀くんが、おいでのポーズで手を伸ばす。
何だかすごく安心して、紫耀くんの腕にそっと飛び込んだ。
・・つもりだったんだけど、緊張のせいか、シルクのツルツルのせいか、私は紫耀くんの上に覆い被さる形になってしまった。
『ご、ごめんなさい！』
慌てて離れようとした私の頭を、紫耀くんがぐっと引き寄せる。
『キスだけ、させて』
だからその顔で、その声はズルい。
何も言えない私に、温かい唇が触れる。
体勢が恥ずかしくて、思わず身体を引いた私は、気付けばフワリと回転して、紫耀くんが私の上にいる。
『A、好きだよ』
『・・・』
そっと目を閉じた私に、また唇が触れる。
長いキスに、少し苦しくなって、吐息が漏れると同時に、ゆっくりと紫耀くんの舌が入ってきた。
・・こ、これは？！
いわゆる、大人のキス？
まるで生き物のように、紫耀くんの舌が私の舌を探して絡めとる。
身体中が熱くなって、恥ずかしい。
呼吸が荒くなって、
『はっ・・あっ・・』
抑えても漏れる吐息が、自分じゃないみたいで。
少し怖い。
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恋柱(プロフ) - しおりさん» お読み頂きありがとうございました！適当に思い付いた名前でしたが、楽しんでいただけたら幸いです^_^ (2021年5月25日 15時) (
レス) id: fd5afe153c (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - おすすめで見付けてしまって一気読みしてしまいました、、、可奈ちゃん？が高校時代のクラスメイトと同じ漢字で驚きました。笑 主人公ちゃんと平野が幸せになって良かったです！ (2021年5月25日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - tommy20381さん» こちらこそ、新年から舞い上がるような嬉しいコメントを頂き、本当にありがとうございます！皆様に愛して頂けて幸せな作品でした。 (2020年1月5日 17時) (レス) id: c5a5700a1a (このIDを非表示/違反報告)
tommy20381(プロフ) - 新年早々素敵な書き手さまに出会えて幸せいっぱいです。こんなにドキドキキュンキュンできる物語に出会えるなんて！世に出してくださってありがとうございます。幸せのおすそ分けありがとうございました！！ (2020年1月5日 16時) (レス) id: 0f16d2b4ee (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - 杏奈さん» そんな風に言って頂けて、本当に嬉しいです！ありがとうございます。書いていて本当に楽しい作品でした！ (2019年12月15日 19時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2019年11月17日 0時
