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あれから二週間が経った。
紫耀くんからは数回LINEが届いたけど、すごく忙しいのが伝わる。
無理しないでください、休める時にはゆっくり寝てください、そんな思いばかりが募る。
【中谷さんとのやり取りが、１番の癒しだよ！】
そんな風に、さらりと嬉しい文章を送ってくれるのは、紫耀くんの人柄なんだろうか。
ポスターの紫耀くんをぼんやり眺めていると、鳴り始めた着信音。
可奈だった。
そう言えば、デートの事、まだ話してなかったんだと反省しつつ、慌てて電話に出た。
『可奈！ずっと連絡出来てなくてごめんね！』
『そうだよ〜！あんなに可愛くなったんだから、早く感想聞きたかったのに、ぜんっぜん連絡ないし〜！
で？どうだったの？』
『うん。緊張したけど、すっごく楽しかった！髪型とか・・似合うって言ってくれたよ』
『きゃ〜っ！やっぱり？・・で？付き合う事になったの？』
『ま、まさか！でもね、また会いたいって、言われた』
電話の向こうでは、可奈が興奮気味にいいな〜！を繰り返している。
『次のデート、楽しみだね！
あっ、ちなみに今のトレンドはチェック柄だから。
チェックのスカートにタートルニットとか、Aに似合うと思うよ！』
さすがの可奈さん。
さりげなく教えてくれる優しさに感謝しながら、忘れないようにメモした。
『あっ、そうそう！その人が彼氏になったら、絶対紹介してよね？！』
『う・・うん』
曖昧に濁しながらも、久しぶりの女子トークで盛り上がった。
忙しい紫耀くんに自分から連絡する勇気はなくて、私も仕事にひたすら打ち込んだ。
ちょうど新しい観光パンフレットの作成時期になっていて、この町の魅力を改めて考える。
夢中で作業していれば、窓口の女の子から声を掛けられた。
『中谷さん、お客様がお見えですが・・。もうすぐ受付終了の時間ですし、どうしましょう？』
時計を見れば１７時を過ぎていた。
まだまだ新人の私にお客様なんて珍しい。
パンフレット関連の急用かもしれないと、すぐに出ることにした。
『すぐに行きます。お名前は聞いてますか？』
『はい、平野さんだそうです。』
『平野さん？』
話しながら窓口へ向かう。
『はい。えっと、あちらに立ってらっしゃる方です！』
『ありがとうございま・・！！』
はあっ？！
教えられた人を見れば、軽く手を挙げるその人は。
ー紫耀くんだ。
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ことみ - はい！こちらこそよろしくお願いします!!(*^^*) (2019年11月19日 22時) (
レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ことみさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって、すごく励みになります(o^^o)最後までお付き合い、よろしくお願いします！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 初めまして。お話を読ませていただきました！とても面白くて少し切ない気持ちがあって続きがすごく気になってしまって…更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2019年11月19日 22時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！名前、固定してないのですが、不具合が起こっているのか(>_<)申し訳ありません。素敵なお話と言って頂き、とても嬉しいです！ (2019年11月17日 10時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 途中まで拝読させていただきました！とても素敵なお話ですね…！ちなみにお伺いしたいのですが、美月さんというお名前は固定なのでしょうか？名前の変更ができるとさらに楽しめると思います！！設定に名前入力しても反映されていないようなので… (2019年11月17日 9時) (レス) id: bbc2829d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2019年9月28日 23時
