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ドキドキしながらのお散歩を終えて、紫耀くんは次の場所に行くと言う。
次はどこですか？って聞いたら、また内緒って。
紫耀くんと行けるなら、どこでも幸せ。
車は郊外の大型ショッピングモールへ着いた。
いや、さすがに平日でもここは・・。
『気付かれません？』
『まぁ、何とかなるやろ！うん』
ちょっとダサくなるけど、と笑って、紫耀くんは黒髪の長めのウイッグとキャップを被り、サングラスを伊達メガネに変えて、まるで別人のようになった。
それでもまだカッコいいって、すごいや。
ここで何するんだろう？
少し後ろを距離を取って付いていく。
『ーえ・・』
着いたのは併設された映画館。
『観たいって言ってたでしょ？かぐや様』
『でもー』
『一緒に観よ？』
嬉しくて、言葉にならない。
私のわがままを叶える為に、こんなリスクのある場所に来てくれて。
溢れそうになる涙をこらえて、うなずいた。
『ねぇ、チケットってどこで買えばいいの？あそこ？』
紫耀くんはカウンターを指差す。
今は券売機で購入出来ることを話すと、すごいね！って目をキラキラさせている。
可愛い！
２人で操作しながら、座席を選ぶ段階になって、紫耀くんがあれ？と言う。
『この場所って何？』
そう言って指差すのは、最後尾にあるカップルシート。
平日の昼間だから、座席はガラガラで選びたい放題なんだけど・・。
とりあえずそこがカップルシートだと説明すると、
『じゃ、ここにしよ？』
と無邪気な笑顔。
『はぇ？！』
バカみたいな返事をして驚いてる間に、ポチッと押されてしまい、紫耀くんはサクッとチケットを手にした。
唖然とする私を横目に、呑気にポップコーンなんて話してくるから、慌てて私が買いに行きます！って押し切った。
・・もう、気付かれたら本当に怖いのに。
ヒヤヒヤしながら中に入って座席に座ると、ホッとして思わずため息をついた。
そんな私を見てクスクス笑いながら、
『なんかさ。すっごい悪いことしてる気分だね』
って耳元で囁かれる。
『ひっ！』
・・耳元でのハスキーボイス、勘弁してください。
ようやく始まった【かぐや様〜】は、やっぱり面白くて、ドキドキして、時々胸が苦しくなった。
ラストシーンは、なんだか観たくなくて、視線を外してしまった。
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ことみ - はい！こちらこそよろしくお願いします!!(*^^*) (2019年11月19日 22時) (
レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ことみさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって、すごく励みになります(o^^o)最後までお付き合い、よろしくお願いします！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 初めまして。お話を読ませていただきました！とても面白くて少し切ない気持ちがあって続きがすごく気になってしまって…更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2019年11月19日 22時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！名前、固定してないのですが、不具合が起こっているのか(>_<)申し訳ありません。素敵なお話と言って頂き、とても嬉しいです！ (2019年11月17日 10時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 途中まで拝読させていただきました！とても素敵なお話ですね…！ちなみにお伺いしたいのですが、美月さんというお名前は固定なのでしょうか？名前の変更ができるとさらに楽しめると思います！！設定に名前入力しても反映されていないようなので… (2019年11月17日 9時) (レス) id: bbc2829d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2019年9月28日 23時
