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２人であれこれ話していると、私の名前が呼ばれた。
可奈の担当のスタイリストさんらしく、こんな感じで〜とか、色々話してくれてる。
『じゃ、いってらっしゃ〜い！』
可奈に笑顔で見送られながら、スタイリストさんに案内されて席に着く。
いかにも都会的な、お洒落な男性。
でも、すごく優しくて、私の希望を丁寧に聞いてくれた。
『髪色変えるだけで、グッと変わるからね。希望はありますか？』
『いえ、お任せします。・・ただ、仕事が公務員なので、あまり派手なのはー』
『うん。分かりました！』
ー数時間後
鏡に写る自分に驚いた。
程よい茶色に染められた髪色と、肩までカットされて、ゆるいパーマ。
ずっと黒髪ストレートロングだった私には、信じられない事だった。
『どうですか？すごく素敵だと思いますよ』
そう言ってくれたスタイリストさんには、感謝しかない。
私を見た可奈も、似合う似合うを連発して恥ずかしい。
『ありがとう、可奈』
これで、少しだけでも紫耀くんに近付けるかな？なんてバカな事を考えてしまう。
『よし！じゃあ、次は服だね！』
『えっ！服も？』
『だって初デートでしょ？可愛くしなきゃだよ！』
可奈は色んなお店を知っていて、次々に服を選んでくれる。
どれも着たことないのばかりで、試着するだけで恥ずかしいけど、紫耀くんの顔を思い浮かべるだけで幸せで、やっぱりお洒落になりたいと思った。
可奈が最終的に選んでくれたのは、ピンクベージュのニットワンピース。
小物類も揃えて、ようやく買い物を終えた時は夕方になっていた。
せっかくだから泊まりなよ、という言葉に甘えて、急遽お泊まりに。
『ねぇ？その初デートする人のこと、もっと聞かせてよ！写真とかないの？』
『ないない！でもね、すっごく優しくて、カッコよくて、素敵な人なの』
『Aのそんな顔、初めて見た。・・ほんとに好きなんだね〜』
私はどんな顔をしてるんだろう？
ふと部屋を見渡すと、紫耀くんが表紙の雑誌があって、思わずドキドキする。
写真、あったね。言えないけど。
私、この人とデートするんだよね・・。
表紙の紫耀くんは、溢れるほどの色気を醸し出していて、あらためて凄い人なんだと感じる。
水曜日が来るのが、少しだけ不安になった。
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ことみ - はい！こちらこそよろしくお願いします!!(*^^*) (2019年11月19日 22時) (
レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ことみさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって、すごく励みになります(o^^o)最後までお付き合い、よろしくお願いします！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 初めまして。お話を読ませていただきました！とても面白くて少し切ない気持ちがあって続きがすごく気になってしまって…更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2019年11月19日 22時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！名前、固定してないのですが、不具合が起こっているのか(>_<)申し訳ありません。素敵なお話と言って頂き、とても嬉しいです！ (2019年11月17日 10時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 途中まで拝読させていただきました！とても素敵なお話ですね…！ちなみにお伺いしたいのですが、美月さんというお名前は固定なのでしょうか？名前の変更ができるとさらに楽しめると思います！！設定に名前入力しても反映されていないようなので… (2019年11月17日 9時) (レス) id: bbc2829d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2019年9月28日 23時
