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翌日。
私は、上司に有休の申請をした。
紫耀くんは私の休みに合わせてくれようとしてくれたけど、たまたま水曜日がオフだと聞いて、私が休む事にした。
田中さんが、私をチラッと見たのが少し怖かったけど、あれからは何もないし、表面上は平穏な毎日を過ごせていた。
定時で仕事を切り上げ、自転車に乗ろうとした時、また田中さんに呼び止められた。
あの日の恐怖がドクドクと蘇る。
『・・何でしょう、か・・』
震える声で尋ねた。
『中谷さん。あの日は、本当に、本当にごめん！
俺、どうかしてた。ずっと謝りたかったけど、それすらも勇気なくて・・。
もう、二度と仕事以外では話しかけないし、近づかないから、許して下さい・・』
深々と頭を下げている田中さんを見て、胸が痛んだ。
私が紫耀くんに浮かれてる時も、田中さんはずっと苦しんでいたんだとー。
『私こそ、失礼なこと、沢山してすみませんでした。
これからも、同僚として、よろしくお願いします』
田中さんは、ホッとしたように笑った。
『好きな人と、上手くいくといいね』
『あっ、はい！ありがとうございます！』
心が、スッと軽くなった。
小さく笑った田中さんは、今までの優しい先輩の顔だったから。
お風呂上がり、私は久しぶりに友達に電話した。
大学進学とともに上京した、可奈。
『お洒落になりたいの』
そう言った私に、可奈は何があった？って心底驚いてたけど、喜んで協力してくれることになった。
土曜日、私は久しぶりの東京へ来た。
『A〜！久しぶりっ！で？何があった？話しなさい』
久しぶりに会った可奈は、ぐっとお洒落になっていて、ますます美人になっていた。
紫耀くんのことは流石に言えないけど、好きな人が出来た事、今度デートする事を話した。
『ついにAにもそんな人が出来たんだね！
うん・・。とりあえず、美容室は予約してるから、行くよ！』
『う、うん。』
可奈の行動力に圧倒されながらも、私は初めて都内のお洒落な美容室へ入った。
慣れない雰囲気にドキドキして待つ間、可奈がヘアスタイルブックを見ながら、私に似合いそうな髪型を考えてくれてる。
『とりあえず、Aはずっと黒髪だから、染めたいよね！あとは、パーマかけてみるのもいいかも？』
『そう・・かな？』
『Aは気付いてないみたいだけど、すごい可愛いの！だから、やっと目覚めてくれて嬉しい』
可奈の言葉が、素直に嬉しい。
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ことみ - はい！こちらこそよろしくお願いします!!(*^^*) (2019年11月19日 22時) (
レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ことみさん» コメントありがとうございます！楽しみにして下さって、すごく励みになります(o^^o)最後までお付き合い、よろしくお願いします！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
ことみ - 初めまして。お話を読ませていただきました！とても面白くて少し切ない気持ちがあって続きがすごく気になってしまって…更新楽しみにしています!!頑張ってください!! (2019年11月19日 22時) (レス) id: 0327457350 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - まなさん» コメントありがとうございます！名前、固定してないのですが、不具合が起こっているのか(>_<)申し訳ありません。素敵なお話と言って頂き、とても嬉しいです！ (2019年11月17日 10時) (レス) id: 4cde4d0176 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 途中まで拝読させていただきました！とても素敵なお話ですね…！ちなみにお伺いしたいのですが、美月さんというお名前は固定なのでしょうか？名前の変更ができるとさらに楽しめると思います！！設定に名前入力しても反映されていないようなので… (2019年11月17日 9時) (レス) id: bbc2829d96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2019年9月28日 23時
