続・推しのマネージャーになりました(松村北斗) (ページ43)

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stand by me3 ページ43

『じゃあ、、行こっか』

『うん・・』

『やっぱり、緊張する？』

『そ、、だね。何て言われるか分からないし、、』

新しい部屋で迎えた朝、私達はスーツを身に纏った。

今から、交際と同棲の報告をするために、数年ぶりに事務所を訪れる。

マネージャーの仕事を辞めた時、私は最後までほっくんとの事を秘密にした。

惹かれる気持ちがある、とギリギリの嘘をついた。

そんな私を、温かい心で送り出して下さったチーフマネージャー達には、今でも感謝しかない。

なのに私は、、。

浮かない表情をしている私に、ほっくんはすぐに気付いてくれる。

『大丈夫！何を言われても、何があっても、俺がAのこと、一生守り抜くから。
だからほら、笑って？』

『一生って、、。そんな、プロポーズみたい(笑)』

『ん？俺はそのつもりだけど。何、イヤなの？』

さらりと爆弾発言を落とした彼は、ジリジリと私に詰めよる。

『いっ、嫌も何も、、。え、、？』

『言っとくけど、俺本気だよ？もちろん、さすがに今すぐは無理だろうけどさ』

『は、、はい。承知しました』

軽いプロポーズを受けた私は、ぼーっとしてしまって、そんな私を彼はクスクスと笑う。

『伝わった？俺の気持ち。Aは何一つ心配しなくていいから、隣で笑ってくれてたらいい。ＯＫ？』

『ありがとう、ほっくん』

差し出された大きな手に包まれて、その綺麗な横顔を見つめた。

私達は、きっと大丈夫だ。