続・推しのマネージャーになりました(松村北斗) (ページ27)

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インターフォンを押して数秒。

目の前には、私と同じように、ラフな服に着替えた彼。

『来てくれてありがとう。どうぞ、入って？』

『う、うん。失礼します』

『ドレス、着替えたんだね。何か、、懐かしいな。その感じ、日本にいた頃のAだ』

『いつもこうなんだけどね(笑)今夜はパーティーだったから、、あんな感じで。
今日のパフォーマンス、すごく素敵だったよ！本当にみんなカッコよかった！』

なんだろう。

別れて１年以上経ってるのに、すごく自然に話せてる。

さりげなく差し出してくれた、冷たい水が心地よい。

『ありがとう。でも、ほんっと驚いたよ。まさかAと、こんなところで再会するなんて。
こういうパーティー？、、良く行くの？』

『まさか！ホームパーティーくらいは良くあるけどね、こんな豪華なのは初めてだよ。
ほら、一緒にいた子、ジェシカっていうんだけどね、彼女に連れてきてもらったの。
まさか、ほっくん達が来るなんて知らなくて。私も驚いた』

それからは、今までのお互いの事や、今回の世界デビューまでの話をした。

『ごめんね！長居しちゃって。みんなは？打ち上げとか参加しなくて大丈夫なの？』

『大丈夫。もう、みんな緊張しすぎてさ(笑)
1人ずつ部屋用意してもらえたから、多分みんな燃え尽きてると思う(笑)』

『ふふ。みんなの姿想像したら可愛いね。
あ、私もね、ジェシカの好意でこのホテルに泊まるの。豪華すぎて緊張しちゃうけど』

『、、じゃあさ、一緒に寝る？』

『えっ？！、、いや、、それは、、』

『ごめん。冗談！俺達、、もう他人なのにね』

その一言に、胸がチクリと痛んだ。