再び2 ページ26
パーティーはその後も続いたけど、当然そこにはチーフマネージャー達スタッフさんもいるわけで、余計な混乱を招かないよう、私は会場には戻らなかった。
心配して探しに来てくれたジェシカには、少し飲みすぎたと伝えると、申し訳ないことにホテルの部屋を用意してくれて、そのまま一泊することに。
こんな豪華なホテルに泊まるなんて出来ない、と断ったけど、 SixTONESのみんなと話せて、サインまで貰ったから!とご機嫌のジェシカに押し切られた。
パーティーが終わる時間は未定だけど、 SixTONESが会場にいるのは22時までだって、ほっくんが教えてくれた。
豪華な客室の中、やっぱりいつも通りの自分で会いたくて、ドレスを脱いで、メイクも落とした。
はらはらと落ちていく、濃いマスカラ。
いつものナチュラルメイクに化粧直しして、今日着ていた服を身に纏って。
そして私は今、数階上の彼の部屋の前。
日本と違い、特にフロアを貸切などはしてないようで、難なく部屋についた。
押して、、いいのかな?
インターフォンに触れた指が、少しだけ震える。
でもやっぱり、もっと話したいと思うから。
ゆっくりと、そのボタンを押した。
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作者名:恋柱 | 作成日時:2021年6月17日 18時