2人だけのXmas6 ページ44
帰宅した樹くんは、いくつか荷物を手にして、何やら困ったような、恥ずかしそうな、何とも不思議な顔をしてる。
『ただいま。はぁ〜、やっとAに会えた〜！』
って、玄関先で抱きしめられる。
『ふふっ。お疲れ様でした。お腹空いてるでしょ？ご飯食べて？』
渡されたケーキの箱を冷蔵庫に入れて、とりあえず樹くんにご飯を食べてもらう。
かき込むように急いで食べた樹くん。
『よしっ！クリスマスしよ！』
冷蔵庫にストックしていたスパークリングワインと、樹くんが買ってきてくれたケーキの箱をを開けると、まるで宝石みたいな、綺麗なケーキが現れた。
『すごい、、！こんな素敵なケーキ、本当にありがとう』
京本くんのおかげなんだって聞いて、感激もひとしおで。
『それから、これ。クリスマスプレゼント。、、って、これも北斗がくれたやつでさ(笑)ごめん、自分で選んで買わなきゃなのにさ』
『ううん！すっごい嬉しい！ありがとう、樹くん』
北斗くんの粋な計らいに感謝して、２人でネックレスを開けてみた。
最新のデザインの、お洒落なネックレスを付けてもらって。
『A、大好きだよ』
って、甘いキスのプレゼント。
私も用意していたプレゼントを渡して、樹くんも大喜びしてくれて、それだけで最高のクリスマスなんだけど。
『、、あ〜っ、あれ、どーすっかなぁ、、』
『ん？何？』
『いや、Aに嫌われたくないし、、。いい』
そう言われると、人間って気になるもので。
絶対嫌いにならないから！って説得して、しぶしぶ袋を持ってきた彼。
『あ、、！これってもしかして？』
『そ。ＦＣ動画で、俺らが着たやつ、、』
ということは、このサンタワンピースは、あの北斗くんがご着用なさった物、、？
そしてこのサンタコスチュームも。
『うん、ビックリでしょ？はい、片付けようね』
色んな意味で固まってる私を勘違いした樹くんが、慌てて袋に入れだすから、慌てて止めた。
『待って！着るっ、、着たい、、です。一緒に、、』
『、、マジか(笑)』
だってこんな贅沢なクリスマス、樹くんとじゃなかったら過ごせないもん。
サンタさんに変身した彼は、めちゃくちゃ可愛くて、カッコよくて。
照れ笑いしながら、甘い甘いケーキを食べて、忘れられないXmas。
ありがとう、樹くん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夢(プロフ) - じゅったんの女さん» ありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう、妄想膨らませます(^^) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8bf06d2a86 (このIDを非表示/違反報告)
じゅったんの女 - このお話良すぎ!!更新楽しみ！ (2020年11月5日 20時) (レス) id: c614ab050f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夢
| 作成日時：2020年11月3日 16時
