2人だけのXmas5 ページ43
樹side
メンバーは近い順に車から降りて行って、今残っているのは、きょも、北斗、俺。
きょもほくも２人でクリスマスするらしいから、特に北斗なんて、もうすっかり顔が緩んでる。
先に北斗のマンションに着いて、『お疲れ〜』なんて言ってドアを閉めようとした俺に、北斗からストップがかかった。
北斗『樹、樹！ちょっと待ってて。すぐに戻るから』
『何だよ、早くお前らも帰れよ(笑)』
大我『まあまあ。今日はクリスマスだからさ？』
『何、何？、、怖いんだけど』
北斗は猛ダッシュでエントランスに入って行くし、きょもは俺が帰らないように、しっかり腕を握ってるし、マジでわけわかんねー。
ーそして数分後。
北斗『はぁはぁ。お待たせ。、、ほら、これ。Aちゃんに渡して』
『お、おぅ。ありがと、、ってか、え？何なの？』
渡されたのは、大きな紙袋と、小さな袋。
小さなのは、アクセサリー関係だろうって分かるけど、大きいのは、、嫌な予感しかしねーわ。
北斗『まあ、こっちは分かると思うけど、ネックレスね。ほら、俺がたまに載せてもらう女性誌あるでしょ？
あのスタッフさんから頂いたんだよ。良かったらお母様にでもプレゼントして下さいって。
でも俺の母親はネックレスしない人だからさ』
『これ多分、高いブランド物だろ？いいの？』
北斗『うん、大我に女性物はあげられないし。もらってよ。で、こっちは、、まあ、サンタコスチューム的な？』
正直、ずっと忙しすぎたのと、マスコミ対策もあってプレゼントも買えてなかったから、めちゃくちゃありがたい。
サンタコスチュームって言われて、慌てて開いたそこには、、
『あ！これ、お前が着たやつじゃん！！』
北斗『ちゃんと洗濯してるから大丈夫。ま、２人で楽しんで』
大我『じゃあねー。メリークリスマス！』
いやいや、ちょっと待てよお前ら。メリークリスマスじゃねぇって。
絶対楽しんでるだろ。
２人は楽しそうに笑いながらエレベーターに消えて行って、１人取り残された俺。
『まぁ、持って帰るか、、』
何だったの？って聞かれて、サンタコスチューム見せたら、笑いすぎてしばらく発車出来なかったマネージャーさん。
いや、早く帰らせてくれ。
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夢(プロフ) - じゅったんの女さん» ありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう、妄想膨らませます(^^) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8bf06d2a86 (このIDを非表示/違反報告)
じゅったんの女 - このお話良すぎ!!更新楽しみ！ (2020年11月5日 20時) (レス) id: c614ab050f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年11月3日 16時
