田中樹の嫉妬4 ページ33
着いたのは、新人君の１人が学生時代にバイトしてたっていう、お洒落なバーだった。
店長さんの計らいで、私達は奥の個室を用意してもらって、素敵なカクテルや料理を楽しんだ。
始まってみれば、結局めちゃくちゃ楽しくて、みんなでワイワイ盛り上がって。
気付けばもう、０時近くになっていた。
、、やばい。
非常にやばい。
久しぶりに家にいる樹くんの貴重な時間なのに、私のために待たせてしまってるんだから。
『ごめんっ！ちょっとお手洗い』
急いで席を離れて、樹くんに電話した。
『あ、もしもし。終わった？』
すごく眠そうな声に、胸が痛む。
『本当にごめんなさい！遅くなっちゃって。今からタクシーで帰るから。お迎え大丈夫だからね？』
『いや、大丈夫だよ。いつも彼氏らしいこと、してやれねーしさ。、、で？どこにいんの？』
もう、どうしてこんなに優しいんだろう。
ちょっと気怠げな声にさえドキドキして。
『表参道の、〇〇辺りなんだけど、、』
『分かった。すぐ行くから。〇〇辺りだったら、、〇〇の前で待っててくれる？』
『うん、分かった。ありがとう』
電話を切った後、みんなに先に帰ることを伝えて、私は１人、バーを出て歩き出した。
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夢(プロフ) - じゅったんの女さん» ありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう、妄想膨らませます(^^) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8bf06d2a86 (このIDを非表示/違反報告)
じゅったんの女 - このお話良すぎ!!更新楽しみ！ (2020年11月5日 20時) (レス) id: c614ab050f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年11月3日 16時
