田中樹の嫉妬 ページ30
金曜日。
今日は同じ部署のチームで、ささやかな忘年会。
そのことは、１週間前には樹くんにもちゃんと伝えた。
『あのね、今度の金曜日なんだけど、会社の忘年会なの。だから、帰りが遅くなると思う』
『あ〜、そっかぁ。もうそんな時期なんだな。
うん、分かった。気をつけて楽しんでこいよ。、、あ！あと、あんまり遅くならないようにね？心配だからさ』
『うん！今年は一次会だけで終わると思うし、早めに帰るから』
『りょーかい』
そして今日。
『『一年間お疲れ様でした！かんばーい！！』』
幹事さんの賑やかな挨拶とともに始まった忘年会。
今年はチームごとに少人数だからか、いつもより会話が弾む。
仕事のこと、プライベートなこと、みんな話が止まらないし、お酒も進む。
気付けば２時間半のコースはあっという間に過ぎた。
『じゃあ、名残惜しいですが、今年の忘年会はこれでお開きにしたいと思います。
あとは皆さん各自で、楽しまれるなり、帰宅されるなりして下さい。お疲れ様でした！』
店を出た後、みんなめいめいにどうするか話し合いになって。
『Aちゃん！私達、もう少し飲みたいからさ、他の店に行こうと思うんだけど、一緒に行かない？』
仲良しの同僚達に誘われて、心が揺れる。
すごく楽しいし、私も久しぶりにお酒沢山飲んで、もっとワイワイしたい気分。
でも、樹くんには早く帰るって言ったし、、。
チラリと時計を見れば、２２時近くになっていた。
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夢(プロフ) - じゅったんの女さん» ありがとうございます！最後まで楽しんで頂けるよう、妄想膨らませます(^^) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8bf06d2a86 (このIDを非表示/違反報告)
じゅったんの女 - このお話良すぎ!!更新楽しみ！ (2020年11月5日 20時) (レス) id: c614ab050f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年11月3日 16時
