ごめんな ページ28
樹side
デビューしてから今まで、おかげさまで毎日すごく忙しい。
俺個人のバラエティーの仕事も頂けたり、グループとしても、アルバムの収録やら、コンサートの準備やら。
同棲してることで、帰った時、Aの寝顔を見れば疲れも吹っ飛ぶし、頑張ろうって思える。
でも、Aはずっとずっと我慢してくれてる。
そっと愛しい頬に触れれば、時々涙の跡がついてるし、俺の服を握りしめて寝てる時もあるんだ。
『、、ごめんな』
眠ってるAに、そう何度呟いたか分からない。
こんな見た目のくせにインドアな上に、サプライズなんかも苦手な俺。
ふと思えば、デートなんて全然出来てないことを思い出して。
こんなんじゃ、彼氏失格じゃん。
そう思ったら、居ても立っても居られなくて、泊まりでの地方ロケ中、マネージャーさんに無理を言った。
『お願いします!絶対迷惑かけないし、仕事もバリバリ頑張るから!1日だけ、オフ下さい!!』
頭を下げた俺に、マネージャーさんは優しく笑ってくれた。
いつもグループを引っ張って、まとめてくれてありがとう、って。
どうにかスケジュール調整するから、って。
もう、泣いたよね。
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夢(プロフ) - じゅったんの女さん» ありがとうございます!最後まで楽しんで頂けるよう、妄想膨らませます(^^) (2020年11月5日 23時) (レス) id: 8bf06d2a86 (このIDを非表示/違反報告)
じゅったんの女 - このお話良すぎ!!更新楽しみ! (2020年11月5日 20時) (レス) id: c614ab050f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢 | 作成日時:2020年11月3日 16時