I love you ページ42
エントランスを抜けて、急かすようにエレベーターのボタンを押す。
いつもなら気にならない待ち時間も、今は１秒さえ長く感じる。
ようやく開いたエレベーターに飛び乗って、樹くんの部屋の前に着いた。
息を整えて、鳴らしたインターフォン。
『Aちゃん、すぐ行く』
モニターを見ただろう樹くんの声に、どうしようもない感情が込み上げる。
少しして開いたドアから、照れくさそうに笑って現れた彼は、ほんの少し健康的な体つきになっていて。
『おかえりなさい。、、良かった、、ほんとに、、良かった、、』
溢れる涙が止まらない。
『心配かけてごめんね。ほら、そんなに泣かないで。
、、って、ぜんぶ俺のせいか(笑)』
そう言って、優しく涙を指先で拭ってくれる。
カッコよすぎなんだってば、田中樹、、。
『嫌じゃなかったら、、中で話さない？』
『うん、話す』
初めて入った樹くんの部屋は、お洒落で綺麗で。
ソファーに２人腰掛ける。
『、、え〜っと、何から話せばいいのか、、。とにかく、隠しててごめんなさい！』
頭を下げる樹くんは、なんだかひたすらに可愛い。
昨日、北斗くんが私に電話してくれた時も、隣で聞いてたらしい。
『私、樹くんから直接聞きたかったよ』
『それはもう、、ほんっとにすみません！なんつーか、男のプライド？的な？
だって恥ずかしいじゃん！倒れて入院しました、なんてさ、、』
いや、熱弁をふるって話してますけど、体調管理は大事だからね？
だから、、。
『樹くんに話があるの』
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リんか(プロフ) - 楽しみに待ってます！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 4696f3d3e9 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - リんかさん» コメントありがとうございます！続編を希望してくださるなんて、本当に嬉しいです。前向きに検討したいと思います！ (2020年9月10日 19時) (レス) id: 7b21f98cf4 (このIDを非表示/違反報告)
リんか(プロフ) - キュンキュンしすぎて一時間くらいで読み終えちゃいました！是非続編も描いて欲しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 4696f3d3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年8月19日 18時
