憧れの人2 ページ12
１８時。
先に待ち合わせ場所に着いた私は、ソワソワして落ち着かない。
少し変えたメイク、変じゃないかな？
そんなことを思ってたら、颯爽と走って現れた牟田さん。
いや、めちゃくちゃカッコ良い！
『お待たせ！じゃあ、行こうか？、、あ、先に何か食べようか』
『はいっ！よろしくお願いします』
そんなわけで、牟田さんと２人、パスタを食べて。
緊張で何を話したか良く覚えてないけど。
『、、で、そのお隣さんだけど、どういう男性なの？
歳は？来ている服とか、、見た目とか』
牟田さんのリサーチが始まる。
『そうですね、見た目は、、ちょっと派手、、です。
歳は、多分２０代半ばくらいかと。
服装は、シンプルな白のTシャツを着てらっしゃいました。お会いしたのが数回なので、たまたまかもしれないけど。、、あとは、、結構ゴツいアクセサリーをしてらしたような、、？』
『えっ、ヤンキーじゃないの？本当に大丈夫な人？』
『あ、はい！それはもう、全然！あのマンションに住める方ですから』
あぁ、樹くんと言えないこの辛さ、、。
牟田さんは完全に誤解してるし。
なら良いけど。そう呟いて連れて行ってくれたのは、いかにも樹くんがいそうな雰囲気の、お洒落なお店。
『あまり高価なものだと、受け取ってもらえない可能性もあるしさ、その人に彼女とか奥さんがいたら誤解されるかもしれない。
となると、、当たり障りなく、靴下、ハンカチ、、あたりかなぁ』
牟田さんは、小物コーナーであちこち物色している。
『なるほど、、』
そうか、樹くんに彼女がいる可能性をすっかり忘れていた。
だとしたら、彼女さんからしたらすごく嫌だよね、知らない女が渡した物を使われるなんて。
『あの！、、やっぱり、何か食べ物にします。、、お菓子とか。男性でも好きなものありますか？』
『お菓子かぁ。俺は甘いもの苦手だから参考にならないかもだけど、〇〇のバームクーヘンとか、みんな好きみたいだけど』
そこは有名なお店で。
確かに、他の男性社員さん達も良く買ってきてくれる。
樹くんの好みじゃないかもしれないけど、負担にならない程度の量を買って。
牟田さんにお礼を言って、私達は帰宅した。
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リんか(プロフ) - 楽しみに待ってます！！ (2020年9月10日 19時) (
レス) id: 4696f3d3e9 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - リんかさん» コメントありがとうございます！続編を希望してくださるなんて、本当に嬉しいです。前向きに検討したいと思います！ (2020年9月10日 19時) (レス) id: 7b21f98cf4 (このIDを非表示/違反報告)
リんか(プロフ) - キュンキュンしすぎて一時間くらいで読み終えちゃいました！是非続編も描いて欲しいです！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: 4696f3d3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年8月19日 18時
