コイワズライ 岸side ページ21
紫『どうぞ入って。岸くん、新居に招待する第１号だよ？』
『マジか！サンキューな。しっかし、豪華だな！』
紫耀が憧れのマンションに引っ越して、今、その豪華さに圧倒されてる。
キンプリのエースとして、めちゃくちゃ頑張ってるからな。
ほんとに尊敬する。
リビングでソファーに腰掛ければ、温かいコーヒーとともに、紫耀が現れた。
紫『岸くん』
『お、ありがとう！いただきます』
紫『あのさ〜』
コーヒーに口をつけた俺を見つめて、紫耀はゆっくりと話し出した。
紫『岸くん、絶対何かあったよね？』
単刀直入に聞かれて、言葉に詰まる。
紫『、、それは、俺らにも言えないことなの？』
『紫耀・・。あの、さ』
俺は、ゆっくりとコーヒーをテーブルに置いた。
『今から話すことが、俺の、、岸優太としてのイメージと違ってたとして、、』
紫『うん』
『お前も、みんなも・・俺のこと、嫌いになるかな？』
紫『え、、いや、ってか岸くん、ほんとに何を隠してんの？・・ヤバいやつ？』
さっきまでの余裕はどこへやら、アタフタし始めた紫耀が可笑しくて、ほんの少し笑った。
『覚えてるかな？振付が俺だけ全然上手くいかなくて、みんなとの食事、ドタキャンした日のこと、、』
紫『、、あぁ！３ヶ月くらい前だよね？なんとなく覚えてる』
『あの日、俺、気になる人に再会したんだ、偶然。
、、で、なんつうか、その・・キス、した』
紫『へぇ、キスね〜。、、、、、！！はあっ？！え〜っ？！なんで？』
どんどん繰り出される質問に、真面目に答える俺。
紫耀は、もう心底ビックリな顔してる。
紫『ちょっと整理させて？そのAちゃんは、岸くんの初恋の人に似ていて、興味を持ったんだね？』
『、、そうです』
紫『で、あの日、偶然に再会して、ナンパして、キスしたと・・。さらには、デートもして、電話番号も交換したんだ？』
『はい』
何故か紫耀の前に正座してる俺。
紫『、、でも、結局いつになっても電話出来ないまま、今日もスマホと睨めっこしてたんだ(笑)』
『いや、だってさ。迷惑かもしれないじゃん？
それに・・』
紫『それに？』
『俺、アイドルって職業だし。恋とか、、今はしたらダメなんじゃないかって』
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夢(プロフ) - まっちゃさん» こちらこそ、温かいコメントをありがとうございます！岸くんが大好きなので、どうしてもSキャラに書けない作者です(^^;)感想ありがとうございました！ (2020年3月20日 16時) (
レス) id: c6e2ee7963 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ(プロフ) - はじめまして！岸くんの前作も、今作も読ませていただきました。どちらも大好きです。今作は甘さの中にも切なさが混じっているお話に夢中になりました。また岸くんのお話を書いていただけたら嬉しいです！素敵なお話をありがとうございました！ (2020年3月20日 13時) (レス) id: 0a9eec8a22 (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - ちゃちさん» ちゃちさん、コメントありがとうございます！ようやく名前変換の謎が解けましたので、また書いてみようと思いました(^-^)これからもよろしくお願いします！ (2020年2月9日 9時) (レス) id: c5a5700a1a (このIDを非表示/違反報告)
ちゃち(プロフ) - 以前、別作品でコメントさせていただきました。岸くんの新作ありがとうございます！待ってました☆うれしいです(^-^*)更新楽しみにしています！ (2020年2月8日 23時) (レス) id: 90dd5545be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢
| 作成日時：2020年2月8日 22時
