Fs#9 encounter ページ4
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自転車にのり、気分転換の為 家を出ると
目の前の道に練習着を身にまとって
サングラスをかけたひとが
キョロキョロしていた。
どうしたんだろう、あの人。
少し警戒して通ろうとすると、
「あのっ！」って、
声をかけられました。
｢…はい、｣
なんだろう、って恐る恐る振り向くと
その人はサングラスを取っていて
少し困った表情でこう言った。
｢西武ドームってどう行くんですか？｣
………西武ドーム？？
不思議に思って自転車からおりて
顔をよくよく見ると、その人は、
_____中島卓也でした。
｢え、な、なんで、｣
｢突然すみません。
ライオンズのグッズが鞄についてたから
知ってるんじゃないか思って、」
そりゃ、もちろん、分かりますけど、
だけど、どうして中島さんがここに？
私の不思議そうな表情を見たのか、
中島さんが口を開く。
｢早く着いたので、気分転換と思って
球場からランニングしてたんです。
けど、帰り道が分からなくなってしまって、｣
まさか、中島さん、迷子ってこと？
野球選手も、迷子になるの？
いや、そりゃ人だし、なる……か。
中島さんの不意をつくような答えに
思わず笑ってしまって。
｢ははっ、笑｣
｢いや、あの…すみません、笑｣
｢中島さんも迷子になるんですね、笑｣
｢…すみません、｣
｢そんな謝らないでください、
…えっと、西武ドームでしたよね？｣
遠い遠い存在だと
当たり前のように思っていた中島さんが
少し近い距離に感じて、
不思議な気持ちになった。
説明しようと、行き方を頭で整理するけれど
歩きで行くと
ここから30分ぐらいの距離があるわけで。
｢………あの、もし迷惑じゃなかったら、｣
｢はい、｣
｢案内、しましょうか？｣
｢……大丈夫ですか？｣
｢ちょっとだけ、待っててください、｣
急いで家に戻り自転車をおく。
ふと、自分の行動を振り返ってみると、
急に不安になった。
自分から提案したくせに、
よくよく考えると
中島さんと、今から2人きりなわけで。
大丈夫なのかな。
いや、大丈夫なんてことはないんだけど！
そんな事を考えながら中島さんの元へ急いだ。
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Nag.(プロフ) - 初めまして！侑里さんのお話とても好きです(^^) リクエストしても大丈夫でしょうか？2つ程年下の色々と頑張っている彼女をとびっきり甘やかす森友哉選手のお話が読んでみたいです！よろしくお願いします。更新頑張ってください;-) (2018年10月11日 0時) (
レス) id: b3fd0850c0 (このIDを非表示/違反報告)
侑里(プロフ) - てうさん» お待たせしました！沢山待っていただけたこと本当にありがとうございました！ちゃんとご期待に添えているでしょうか…(；_；)リクエストありがとうございました！ (2018年3月18日 16時) (レス) id: cdcec705d5 (このIDを非表示/違反報告)
てう(プロフ) - 侑里さん» 大丈夫ですよ(^O^)!ありがとうございます！待ってますね！ (2018年3月12日 0時) (レス) id: 769fd7b6f0 (このIDを非表示/違反報告)
侑里(プロフ) - mmiyu0229さん» 返信、本当に遅くなってしまってごめんなさい(；_；)案は浮かんでいるので文にできたらすぐにあげますね！ (2018年3月11日 15時) (レス) id: cdcec705d5 (このIDを非表示/違反報告)
mmiyu0229(プロフ) - こんにちは。金子侑司さんのお話とても好きです！リクエストと言ってはアレですが、今度は金子侑司さんのほうが何かお揃いにするお話が読みたいです！(^^)詳しくなくてすみません。更新楽しみにしています！♪ (2018年1月1日 3時) (レス) id: 769fd7b6f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：侑里 | 作成日時：2017年9月27日 15時
