君と私と。俺と君と。

Ls#8 matching* ページ18

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｢違う…これも違う｣





日曜日の昼下がり。

Aとの、

彼女とのお揃いの物を買いたくて

アクセサリーショップを何軒ものお店を

まわっている。





……それも後輩、源田壮亮と一緒に。





｢これとかどうですか？｣

｢んー、なんか違うよなぁ、｣

｢……じゃあこれ｣

｢おい、今、適当になったやろ、笑｣





少しは相談相手になってくれるか、と

源田を連れてきたはいいものの

Aに対するイメージは俺とは違うみたいで。




｢例えば、星か、ハートだったら？｣

｢…どちらかといえばハートなんやけど、｣

｢けど？｣

｢月か、花、みたいな……わかる？｣

｢……分からないですね、笑｣






求めている言葉が出てこなくて

当然伝わる訳もなくて。

ただひたすらに探し回るしかない。






｢僕からしたら2人とも宝石、なんですけどね、｣

｢……宝石？｣





何気なく発せられた、宝石、という言葉に

Aのイメージと、伝えたかったイメージとが
ぴたりとハマって。





｢宝石！お前、やるやん！｣





思ったままに店内を早足で歩いて

やっと見つけたネックレス。

それはダイヤの形を縁どったもので。





Aに似合いそうで、似合う気がして、

似合う気しかしなくて、





｢すみません、これ、お願いします！｣






(ん、これ、)
(えぇ、なに、……ネックレスだ)
(俺とお揃いやからな)
(…！ありがとう！…いいの？)
(彼女なんやから甘えといて？)







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If × F#7 L#6 L#8→←A#17 cough

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