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ページ20

「お!宮舘、深澤久しぶりだな。待ってたよ。」





「お久しぶりです。すみません、連絡した時間より遅くなってしまって…」





「気にすんな。ちょうどこっちもバタバタしてたからちょうど良かったよ笑」





久しぶりに会った櫻井先生は相変わらず爽やかな笑顔で迎えてくれた。




「にしても深澤はほんとに久しぶりだな。笑
元気だったか?」




「お久しぶりです。元気っすよ!いつも大野先生にビシバシ鍛えてもらってます笑」





「そっか、お前の担当は智くんだったんだよね。この前飲みに行ったけど深澤の話は1ミリも出てこなかったわ笑」





「おぉい!なんでですか!笑」





小児科研修の頃から散々いじられてきた安定の流れをこなす笑





「はーおもろいねぇ、相変わらず。笑




んで、この子が例の名無しちゃんね。さっき上がってきたカルテ見たけどだいぶ抱えてるものは大きそうだね。」




「はい。今警察にも通報して動いてもらっています。この子は担当医は阿部ですが、心に傷を負っている可能性も十分にあるので僕もサポートとしてつくことになりました。」






「なるほどね。研修時代から思ってたけどお前ら6人はほんとに連携がすごいな笑」




「それが俺たちの強みなんで笑」





6人、というのは俺、舘さん、翔太、阿部、照、佐久間のこと。俺らは阿部と照は年齢は違うものの、全員同じ高校、大学だった。





佐久間はナースを目指していたため学部は違ったし俺たちより早く卒業したけれど、結局目指す就職先は全員同じで、今も一緒に働いている。

*→←*深澤side



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作者名:Yurinoya | 作成日時:2023年6月24日 23時

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