＊ ページ14
「な、、ぇ、、、？」
「わからなかったらそれでいいんだよ。大丈夫。ごめんね、嫌だったね。」
やっと覚醒してきた目にみるみるうちに涙が溜まっていくのを見て慌ててフォローする。
「泣いちゃうと苦しくなっちゃうよ？ごめんね、嫌なこと聞いちゃったね、
大丈夫大丈夫。今、痛いなーとか苦しいなーってところあったら教えてね。」
「う、で、」
腕？あ、抑制帯してるからか。
「これね、もしなんかあった時に怪我しちゃわないように付けたんだ。一回外すね？」
抑制帯を外して、まずはだてさんに女の子の意識が戻ったことを伝える。
「今からもう1人、別のお医者さん来るんだけどいいかな？嫌だなーって思うことはできるだけやらないように俺らも頑張るから、安心していいし、なんでも遠慮なく言ってね。」
「は、い」
さっきよりもはっきりした返事に安心しているとノックの音と共にだてさんが入ってきた。
「失礼します。お、目覚めてよかった。初めまして、宮舘涼太といいます。よろしくね。」
あ、俺名乗るの忘れてた。
「ごめんね、俺名前言うの忘れてたね。俺、目黒蓮って言います。」
舘さんは今更自己紹介した俺を見て笑ってた。笑
「目が覚めたばかりで申し訳ないんだけど、いくつか検査したいことがあるんだ。
体しんどいなーって思ったらすぐにやめるから、少しだけ協力してくれるかな？」
だてさんの声に小さく頷いた彼女をを連れてまずは山下先生のところへ。
病気がないか、意識のある状態でもう一度見たいとさっき連絡があったから。
ひかるくんに言われた通り、ベッドのまま移動する。
「動くからね、何かあったら声かけてね。」
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作者名：Yurinoya | 作成日時：2023年6月24日 23時
