*阿部side ページ2
「今日のご飯なんだろうね。」
「今日はだてさんいないから康二だろ?青椒肉絲じゃない?笑」
「康二の青椒肉絲美味しいから楽しみだな〜。」
「どうせ大量に作るから明日の弁当のおかず確定だな」
「確かに笑」
「俺明日は日勤だけど、阿部も?」
「俺は明日は夜勤だよ。めめも夜勤だったはず。」
「阿部と帰るの久しぶりだな。」
「そうだね。なかなか時間合わないもんね。」
久しぶりにひかると2人の帰り道。そんな会話をしながら我が家へ向かう。
「暫くみんなで、って、あれやばくない?」
俺らの前にはガラの悪い男に絡まれてる女の子。
「うわ、ほんとだ。…てか、なんかあの子、顔色悪くない?」
「とりあえず声かけてみる。放っておけない。」
正義感の強いひかるは困っている人を見ると動かずにいられない。
相手の男もガタイはいいから、男の方はひかるに任せて俺は女の子の方かな。
「困ってますよ、その子から離れてください。」
「あぁ?なんだテメェ」
「早く離れないと警察呼びますよ。」
「チッ、覚えてろよっ!」
男はひかるの体格と圧にビビったのかドラマでよくありそうな捨て台詞を吐いて女の子を突き飛ばして逃げた。
「おいっ!待て!!」
「やめて、ください。私は大丈夫なので、」
男を追いかけようとしたひかるを女の子は弱々しい声で止めた。
「大丈夫、?立てる?」
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作者名:Yurinoya | 作成日時:2023年6月24日 23時