【twst】今宵、悪役たちと。Ⅱ【mfmf】 (ページ24)

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ダンスレッスン、意外とマフユもそらるさんもできている…のかな。

いや、目を付けられてないだけなのかも。

目を付けられでもしたら…まあ、大変なことになるでしょうね。あの二人、根性はあるけど体が追いついてないし。

今の標的がエペルくんなだけ。いつかは2人も。ってことは、私も自覚しないといけないかもね。

でないと、もし2人が標的になった時、暴走してしまいそうだから。

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オンボロ寮

オンボロ寮に着いて、夕食を摂る。まあ、かなりヘルシーなメニューだったけど、美味しかったし、満足した。

今日はこの後、カリムの衣装作って、ジャミルの衣装のデザインして、それからそれから…

あー、考えたくないくらい仕事溜まってるな。

今この状態で、出来上がっている衣装、エーデュースの分だけって…

時間なかったせいで、いつになっても3年生組の採寸ができない。

はぁ、あ、そういえばマフユも採寸してないかも…

…あ、もう考えたくない。多すぎ。無理だ。

もうダメだ、と投げ出したくなりそうだったその時。

「お姉ちゃ〜ん！今すぐ談話室集合！」

「エペルの実家からめっちゃ美味い林檎ジュース届いたんだよ！お前にも飲んで欲しい！」

マフユとそらるさんの訪問。

ささっと談話室に移動し、マフユが用意してくれていた林檎ジュースを飲み干す。

『ん、これおいしっ。甘すぎず、酸っぱすぎず…ふふっ、これ私が好きな味！』

「だと思ったから呼んだの！お姉ちゃん好きだろうなって思ったの！」

「これマジ美味いな…いくらでも飲めるわ。」

「……Aサンが喜んでくれて、良かった。」

エペルくんの切なそうな横顔には、気付かないふりをした。