【twst】今宵、悪役たちと。Ⅱ【mfmf】 (ページ22)

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そして強化合宿。

別に合宿期間中に私がやることとかはない。うん。強いて言うならマフユの見守り？

まあ、ヴィルさんが唐突に鞄を開けろと言った時はさすがに驚いたけれど…

「次はマフユとソラ、Aも。…特に誰も食べ物は持ってないわね。」

「まあ、人前に出るから、痩せなきゃかなって…」

「俺は普段からあんまり食ってないし…甘いもん嫌いだし。」

『え、みんな糖質制限とかします…よね？だからさすがに私だけ食べるのはどうかと…』

「ええ、3人とも意識が高いようで何よりよ。特にA、あんたは別に食べたって支障はない。それでもいいのね？」

『はい、それが当然かと…』

いや、普通のことでしょ。これくらい。

人前に立つって言うのに、だらしない格好で出るのは基本NG。

みんな、さすがにそこは理解してるかと思ったけど…

「ま、マジか。Aさんもそういうタイプの…」

「ひぇ〜これが女子かよ。」

エーデュースの様子を見る限り、違うみたいね。

ま、みんなの荷物は没収された。

そして、ヴィルさんは一言。

「クロックウォールの3人は、ここに残っておいて。」

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『それで、私たちを残したのって一体…？』

「…貴方たち3人には、今回のVDCで使うオリジナル曲の制作をお願いしたい。」

なんだ、そんな容易いことか。

それ、私居なくても成立しますよ。マフユとそらるさんが大方作ってくれるだろうし。

「ヴィルさん、僕たちに任せてくれるんですか…！？」

マフユの目がキラキラと輝く。

そらるさんの目は、炎が宿っているようだった。

「ええ、任せても構わない？」

「もちろんだ。俺らで最高の曲を作る。」

「待っててくださいね！これでも母国の宮廷音楽家だったので！」