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Aside

「ハーツラビュルのパーティー会場...真っ赤っかだね」

「法律で定められてるんじゃない?」

と、珍しく寮服を着ているマフユと私。

「僕たちが水色過ぎるのかな?」

「そんなことはないでしょ」

と、話していると

「え、クロックチェイト姉弟!?」

「ハーツラビュルのパーティーに...一体何の用だろう」

「そうだ。確かお二人は寮長と仲がいいから...」

いや、私もマフユもリドルがどんな状況かわかってるから

確かに仲は良いけどね。

「あ、見つけた。お〜い、デュース、エース!」

「あ、先輩!」

「あ、寮服に着替えてるの?似合ってるね」

「お二人こそ!お似合いです!」

「やっぱりクロックウォールの寮服はマジカメ映えするね!
後で一緒に撮ろうよ!」

「もちろんです。ケイト先輩」

「では、誰の誕生日でもない、なんでもない日を祝して、乾杯」

「「「「カンパーイ!!」」」」

「エース、今がチャンスよ!」

「よし...
あの〜寮長!」

「新しく、タルトを焼いて来たんですけど」

「ふぅん、一応聞くけど、なんのタルトを?」

「よくぞ聞いてくれました!
旬の栗をたっぷり使った、マロンタルトです!」

「マロンタルトだって!?信じられない!」

「ハートの女王の法律、第562条
なんでもない日のティーパーティーにマロンタルトを持ち込むべからず。
これは重大な法律違反だ。なんてことをしてくれたんだい!?
完璧ななんでもない日が台無しじゃないか!?」

「そんな細かいことまで...」

と、マフユは呟いた。

同感だ。タルトくらい、なんでもいいじゃないか。

「全810条、ボクは全部頭に入ってるよ。
寮長なんだから当然だろう?」

810...

信じられない。そんな数全員に覚えさせろと言うの?

「マロンタルトはすぐに破棄しろ!
それから、こいつらを寮外につまみ出せ!」

「そんなおかしなルールに従ってるなんて馬鹿みたい」

「ちょっと、ユウくん!それ言っちゃったら...」

「馬鹿、だって?」

「リドル、この子たちは入学したての新入生よ。
まだ562条なんて覚えているわけがない」

「マフユ先輩、俺は言うね。そんなルールに従ってタルトを捨てるなんて
馬鹿だって思うだろ。ふざけんなよ」

「俺もエースに賛成です。もちろん、ルールは守らなければいけないものとは思いますが...
流石に突飛すぎる!」

「ボクに口答えとはいい度胸がおありだね。いいかい。小さなルール違反が大きな問題に繋がるんだ」

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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2020年7月5日 20時) (レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね!更新楽しみに待ってます! (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リリー | 作成日時:2020年5月20日 7時

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