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「私は正装に着替えてから本校舎へ向かう。
寮に戻るから、先に行ってて。」
「...」
なぜ黙っているかって?
それは、ルーク先輩がかな〜りキザなプロポーズをしているから。
わーい。みんな通れた〜。(物理的に)
「ん?お前は、女?」
「あら、はじめまして。
私、花嫁の友人でして。通していただけますでしょうか?」
「おお、そうでしたか。どうぞ。」
チョロ。
「遅くなってごめん。」
「!Aサン/A先輩!」
「やっと来たのかい。すまないね。ボクの失態のせいで。
ゴースト家臣に追われることになるのだが...」
「仕方ないわよ。そんなことより、ここを急がなきゃ、でしょ?」
「...ああ、そうだね。」
ちっ。めんどくさいことになったもんだ。
やってもやっても追いかけてくるし。
「ここはボクが引き受けよう。」
でも、でもと決断しないエペルくんにこう言った。
「ここはリドルを信じましょう。」
「...みんなが言うなら。」
階段に差し掛かった辺りで、ゴースト家臣の数が増える。
「あーもう!めんどうな奴等だねぇ!!」
一気に倒すが、倒しても倒しても減らない。
「Aサンの裏の顔を初めて見た...」
「みんなまとめて...終わりよ!」
『魔法の罠!!』
「さすがは寮長!A先輩、ナイスです。でも...」
「姫様の待ち望んだ結婚式なんだ!」
「邪魔をするなぁ!」
あれでも減らないのか。
いくらやっても終わらない。
「みんな、先に行っててくれるかな?」
今度はルーク先輩も...
「エースクン、Aサン、先に行こう!」
「はぁ...エペルくんが言うなら。先に進みましょう。」
ふぅ。もう少しで大食堂に着く。
だが、私には読めている。
「エース、一旦下がって。」
「え、なんで...うわっ!」
予想通りか。
「やっぱ、もう追手は来てるよなぁ...」
か弱き“姫”
あ〜あ、ゴーストたちやっちゃったねぇ?
エペルくんにそれ言ったらどうなることやら。
「誰が姫だーーーーッ!!!」
怒っちゃった。
仕方ないよね。これは。
「か弱いなんて、なめられたままじゃいられない。
こいつらに、目にもの見せてやらないと!」
おーおー、自我も失っちゃってるパターン?
ならしゃーないな。
「共闘してもいい?”エペル“」
「っ!...分かりました。Aサン、本気でかかりましょう!」
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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2020年7月5日 20時) (レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね!更新楽しみに待ってます! (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリー | 作成日時:2020年5月20日 7時