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「なんだと？邪魔する気か。」
「構わん、実力行使あるのみだ！」
「...あのさ、さっきから黙って聞いてりゃ、僕らのことバカにしてるの？」
「そのようだね。あなた方ごときで私たちに敵うはずがないじゃない。
こちらにも、寮長としてのプライドがあるので。」
「それにジェイドとフロイドもいるんだよ？負けるわけないね。」
「ふふっ。Aさんとマフユさんは相変わらず仲のよいことで。
さ、ジェイド、フロイド。彼らをつまみ出しておしまいなさい。」
「お二人がいれば簡単に終わってしまいそうですね。」
「この一発で終わらせてあげる！」
ｸﾛｯｸ·ｽﾄｯﾌﾟ
『時よ止まれ！』
結局、マフユのユニーク魔法で一発だった。
「く、くそっ！一旦退却だ！」
「覚えてろよ....！」
「オラ、散れよ。小魚ども。あははっ！」
「ふぅ。助かったよ。三人とも」
「いえ、お役にたてて何よりです。」
「いい気分になってるところ恐縮ですが、
皆様には、今の戦いで傷ついた机や椅子の修繕費...
及び巻き込まれた僕らの労働費を支払っていただきたいのですが...」
「えーっ！金取るんだゾ！？」
「...仕方ない。今回は僕らが全額払うよ。」
「え、マフユ先輩？」
「うちん家からの仕送りで足りる？」
「足りるどころか有り余りますね。」
「どんだけ持ってるんだゾ！？」
「今月、少し多くしてもらわなくちゃ。
アズール？本題に入ってもいい？」
「はい。」
「私たちね。スカラビアの揉め事に巻き込まれて...」
「スカラビアの揉め事、とは？」
「かくかくしかじか...」
「スカラビアの寮長が圧政を？」
「うん。そうだよ。」
「アズールはジャミルさん、そしてマフユさんとも同じクラスですよね？」
「はい。お二人とは選択授業も同じことが多いのでよくご一緒しています」
ああ、アズールとマフユって同じクラスか。
一年の時の記憶と混ざっておかしなことになってる。
「寮長の圧政に、副寮長の彼が困っている......ふむ。
ですが、同じ立場であるAさんとマフユさんなら解決できそうな問題ですね。」
「私たちは寮長副寮長である以前に、双子だもの。考えることは似ることがほとんどだし、
別の意見を言ったとしても穏便に済ませるから。」
あとなんか私が圧政してるみたいな言い方をやめろ。
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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね！更新楽しみに待ってます！ (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリー | 作成日時：2020年5月20日 7時
