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「待ちなさい！」
アズールだ。
もう少しだったのに。
それとも、そんなに絶望したいのかな？
「か、返してください。それを返してください！」
「あれ、アズールくんいつもと違ってなんか子供っぽい。
おすましごっこは終わり？」
そらるさんの煽り方は多分世界一ムカつく。
「その慌てぶりを見るに、あの人が考えてたことは当たってたみたいだね」
「ユウさんが...」
「ううん、これを思い付いたのはそらるさんだよ」
「なぜだ。なぜ君たちは僕の邪魔ばかりしてくる！」
待って、めんどくさくなってきた。
もういいや。
レオナさんに任せよ。
なんて、考えていると。
ｷﾝｸﾞｽ·ﾛｱｰ
『王者の咆哮』
あー、使ったんだ。
よーし、私は家に帰って寝る。
「なんだ！？黒いオーラが！」
というわけにもいかないか...
オーバーブロットされると厄介なんだけど。
許容量に余裕があるとはいえ、魔法の連発は疲れるし。
「アズールくん、みんなから何を吸ってんスか！
吸われたやつらがどんどん倒れていく...」
「アズールのユニーク魔法、契約書なしでは
制御しきれないのか、他人の能力全てを吸いとるみたい...」
「それやばすぎない！？そんなの連発したらブロットが...」
「確実に許容量を越える。自我も崩壊してるようだし。これはまずい...」
「アズール！貴方何をしているんです！」
ジェイドにフロイド...
「うわ、なにこれ。どーなってんの」
...ん？
ちょっと待って。
「そらるさん、魔法石が..」
黒ずんでる...
「え？あ、ほんとだ。ユニーク魔法の出しすぎかもね」
「ちょっと待っててください」
...ふぅ。
「ん、ありがと。
にしても、大丈夫なの？人のブロットを吸いとる魔法なんて」
「ほんとにダメなら使ってないです。それに、まだまだ綺麗でしょ？」
「ほんとだ。超綺麗な水色。よくたまらないね」
「下級魔法で微調整してるんです。私もマフユも」
「嘘、俺にも教えて...うわぁ！？」
え？
...あー。
アズールがタコの姿になってる。
「そらるさん、今は無理なので、後で教えます」
「頼んだよ」
やはり寮長なだけあって少ししんどい。
仕方ない。“あれ”を使おう
「マフユ！あれ使う？」
「あれって？...あ、あれの事ね！」
「いくよ！せーの...」
『『輪廻転生！！』』
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リリー(プロフ) - 結衣さん» ありがとうございます！これからも更新頑張ります！ (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 74e525c1b3 (このIDを非表示/違反報告)
結衣(プロフ) - このコラボ・・・最高ですね！更新楽しみに待ってます！ (2020年7月5日 18時) (レス) id: d210cdda02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリー | 作成日時：2020年5月20日 7時
