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○差し入れ ページ4

阿「へぇ…意外だね。中学では無縁だったんだ?」

渡「無縁ってか…もうお互い仲いい友達いたし」

阿「えーーっ、それがなんでまた仲良くなって、付き合うまでに至るの?」

渡「目、キラキラしてんな…」

阿「好きな話だからね!」

渡「はぁ……まぁいいや。で…また仲良くなったのは、バスケの大会で…」





.





バスケの地区予選。何試合もあって、ここの試合に勝てば、都大会。
都大会で勝てば、全中。
そんな、大切な試合。

1年の俺はもちろんベンチだったけど…けど、応援にめちゃめちゃ力をいれた。声が嗄れるほど。

苦戦しながらも勝ち続け、これを勝てば都大会出場!という試合で…控え室に現れたのが、涼太。
いままで料理部のやつらがはちみつレモンとか色々作って持ってきてくれてたんだけど…いつも女子だったから、男子である涼太は、目立った。




先輩1「えぇー、今日は男子もいんのかよー」

女子「宮舘くんをなめちゃダメだよ!めちゃくちゃ料理上手なんだから!」

先輩2「えー、でもなんか、男が作ったもん食いたくねぇよなぁー」

女子2「めちゃくちゃ美味しいのに!」

先輩3「女の子がつくったのどれ?」

女子1「これとこれだけど…」

先輩4「んじゃそれちょーだい!これはいいわ」





ガサッと捨てられたパック。
涼太はなにも言わずにまっすぐ前を見ていたけど…瞳が少し揺れたの…見逃してねぇからな。




ガコッ
ガサッ




先輩5「渡辺、なにやってんだよ、ゴミ箱からそんなの出して…」

渡「これ、俺が貰います」

先輩3「それ、男が作ったんだぞ?折角なんだから女子が作ってくれたの食えよ」

渡「いや、いいっす、これで」

宮「翔太…?」

渡「あと、俺、バスケ部やめます」

先輩6「はぁ!?」

渡「涼太、いこ」

宮「えっ!?」





戸惑う涼太の腕をつかんで、控え室を出る。
あーーーなんかすげぇイライラする!






.





宮「あの…翔太?もう外だけど」

渡「えっ?あっ…」






気がつくと、体育館を出ていて。





宮「とりあえず座ろ」





涼太に促されて、芝生に備え付けてあったベンチに、2人で座った。




宮「………」

渡「………」





…会話が生まれねぇぇええ!!

えっ、俺らってこんなだったか!?いや、もっと喋ってたよな!?まぁあんときはなんもわかんねぇガキだったけど!
今もガキだけど!

わああああパニックパニック、何話せば…




宮「……翔太、」

○謎の気持ち→←●離れたくない



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まめ(プロフ) - まみりんさん» 泣かないでー!ジャスティス!!! (2023年3月13日 14時) (レス) id: 5b73301160 (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - りんごチョコポップコーンさん» ありがとうございます!ジャスティス!! (2023年3月13日 14時) (レス) id: 5b73301160 (このIDを非表示/違反報告)
まみりん(プロフ) - ジャスティスです!泣きながら読みました。伏線が!楽しみすぎます。尊いっ! (2023年3月13日 13時) (レス) @page17 id: 3f67abdb30 (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - 反応が遅れちまいました!ほんと、素晴らしいです…!ジャスティス!!!!! (2023年3月11日 23時) (レス) @page17 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
まめ(プロフ) - みずきさん» みんなで叫びましょう!ジャスティス!と!!!! (2023年3月10日 20時) (レス) id: 5b73301160 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まめ | 作成日時:2023年2月26日 20時

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