243話目 定期的な人助け ページ44
鈴宮ちゃんはよく人助けをする。
ロッテの種市さんと小島さんとお散歩。
(↑なぜお散歩なのかは聞かないで欲しい)
「お散歩楽しいですね〜!」
種市「楽しい…か??」
小島「Aちゃんが楽しいって言ってるから楽しいでいいんだよ!笑」
しばらく歩いていると、目の前に蹲る女の子が。
「……あれ?大丈夫ですか?」
女の子「……ほっといてください」
種市「具合悪いですか?」
女の子「ほっといてください!」
小島「ここまで関わっておいて、はい、サヨナラなんて出来ません。」
「高校生?」
女の子「(コクン)」
「小島さん、種市さん、少し離れてもらってもいいですか?」(コソッ)
2人「「(頷く)」」
お2人が話が聞こえないような所まで移動してくれたのを見て女の子に語り掛ける。
「私の勘違いだったら、ごめんね。妊娠してる?」
女の子「なんで……なんでわかったんですか」
「女の勘?笑」
女の子「付き合ってた彼氏との子なんです。でも、まさか妊娠するとは思わなくて。ママにも言えてないし。言えないまま時間が過ぎてもう22週なんです。もう、おろせないです。」
「そうだね、22週だともうおろせないね。」
女の子「もうここまで来たら産みます。でも、ママに言わないと…」
「彼氏さんは?妊娠のこと知ってるの?」
女の子「言ってません」
「彼氏さん、呼べる?」
女の子「嫌です」
「どうして?」
女の子「怖いんです」
「大丈夫。あそこに子どもは居ないけど…人生の先輩が御二方ほどいらっしゃるから何か言われたらどうにかしてもらうから。だから、呼んで?」
この女の子はユネちゃんというらしい。
高校1年生の女の子で部活留学でこちらに来ていて親御さんは地方にいるらしい。
とりあえず、近くにあったベンチに座らせて小島さんと種市さんに話をしに行く。
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作者名:Flute | 作成日時:2022年12月25日 22時