220話目 事件 ページ18
八木「やっぱりアンタね…。」
姫ちゃんの到着まで時間を稼がなきゃ。
小島さん、無言で後ろにくっついてきている。
侵入者「ね、八木。私関係者じゃないの？ね？」
八木「関係者…じゃないですね。」
侵入者「なんでよ？！」
八木「あのさ、何回あの子を苦しめる訳？何回もAちゃんのこと虐めて楽しい？」
侵入者「そんなの知らないわ！」
八木「阪神で事件起こして広島でハサミ突き付けて、中日で殺人未遂してうちでも殺人未遂して、楽天で部屋に閉じ込めてDeNAで頭からビールかけられてオリックスで手紙にカッターの刃入れておいて。それでも知らないんですか？」
侵入者「そ、そんなのっ。」
八木「『私じゃない』なんて言わないですよね？？？」
侵入者「何よ！」
八木「言わないですよね？！？！」
侵入者「うるさい！」
小島さんには八木が暴れないようにか、服を掴まれている。
？？「遅くなった！」
八木「姫ちゃん！」
侵入者「姫宮？！」
姫宮「なに？」
八木「小島さん、この番号に電話かけてもらっていいっすか？」(小声)
小島「(ｺｸｺｸ)」
姫宮「先輩のバカ！あんたらのせいでAは！！」
侵入者「何よ！？」
姫宮「どれだけ傷ついて来たか！周りも巻き込んで、何がしたいの？！」
侵入者「あんたらが鈴宮を可愛がるから、だから、璃空斗にも近づけなかった！だから、妹を消せば私の方に振り向く！」
姫宮「だからってAを傷つけていい理由にはならないの！あの子がどんなに苦しんで傷ついて来たのかも知らないような人がそんなこと言っても何にもならない！それにあんたらの仲間もドンドン捕まってるのに本当に懲りないわね！！」
侵入者「こっちだって仲間はいっぱい居るんだよ！」
姫宮「自分勝手すぎでしょ。もし、Aがいなかったとしても璃空斗先輩はあんたなんかに振り向きません！」
侵入者「みんなしてなんなのよ！」
姫宮「そもそも、璃空斗先輩には彼女さんいたでしょ！？あんな美人で可愛い彼女さんいたのに二人を離そうとしてたの！？」
侵入者「あんなやつのどこがいいのよ！」
姫宮「あんなに璃空斗先輩にお似合いの彼女さん居ないでしょ？！部内でも公認だったよ。本当にマリア先輩は美人で可愛いくて…もう、本当に論外！」
八木「それには全力同意」
姫宮「そもそも、お2人とも居ないのに！何を言ってる？！」
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作者名：Flute | 作成日時：2022年12月25日 22時
