219話目 ページ17
話し終わったと同時に平沢から電話がかかってきて、やはり今日は検査入院だということだった。
平沢は今日は帰れないからと外泊届けをお願いされ、寮長の元へ向かうと…。
八木「寮長、平沢なんですけど」
寮長「あ、今日は外泊許可いらないよ。大丈夫」
八木「すみません、ありがとうございます」
寮長「Aちゃん大丈夫そう?」
八木「今日は検査入院ですけど、長期入院にはならないと思います。」
寮長「そっか。じゃあ、Aちゃんが安心して帰って来れるように待ってような。」
八木「はい」
この後、寮長ともう少し話して寮の部屋に戻った。
小島「ねぇ、もっとAちゃんの話聞かせて?」
八木「いいですよ」
小島「やった」
八木「その前に松原さんに連絡します」
松原さんにAちゃんの件と璃実ちゃんの件を送る。
Aちゃんのことは璃斗くんには伝えないこと、従姉妹の詩音ちゃんには伝えることが決まった。
・ ・ ・
【LINE】
八木お久しぶりです。八木です。Aちゃんのことでお伝えしたいことがあるので時間がある時に連絡ください。
・ ・ ・
これでいいだろう。
他の人達には松原さんが情報を回してくれるそうなのでおまかせ。
すると誰かからLINEが来た。
【LINE】
つぐみAちゃんの件聞いたよ。それでなんだけど、どこからか聞きつけたアイツらがそっちに向かってるっぽい。八木、ごめん
八木え、嘘ですよね…。え、本当なんですか?!
つぐみだから、本当だって。姫ちゃんも向かってると思うから八木マジでごめん。
・ ・ ・
八木「あの」
小島「ん?」
八木「今から大変な事件が起こりそうです」
小島「は?」
八木「なんか、大学の先輩の話だと、Aちゃんのことを狙ってるヤツらがこっちに向かってるらしくて…」
小島「え…、それやばいじゃん」
八木「まぁ、ここに来たところでAちゃんはいませんが。」
小島「え、どうするの!?」
八木「大学の同級生のマネージャーの子が一応こっちに向かってるらしいんですけど、どちらが早いかってところですね。」
なんて言ってるうちに入口で揉めてる雰囲気が。
警備員「……関係者以外入れないとお伝えしてますよね?!」
侵入者「は?!」
警備員「あなたは関係者じゃないですよね?!」
慌てて小島さんと駆付ける。
侵入者「……八木?!」
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作者名:Flute | 作成日時:2022年12月25日 22時