216話目 何があった ページ14
時はすぎ、璃実ちゃんの住む学生マンションへ到着。
ちゃんと部屋番号も知っていて、その階へ到着後、小島さんと二人で璃実ちゃんの住む部屋へ向かう。
インターホンを押すと、1回は扉を開けたけど、閉めようとした。
八木「璃実ちゃん、待って!」
璃実ちゃんが閉めようとした扉の隙間に足を滑り込ませ、閉めようとするのを阻止。
顔を見ると、大粒の涙が流れていた。
八木「璃実ちゃん、どうしたの。何かあったの?みんな、連絡取れなくて心配してたよ。」
璃実「ごめんなさい😭」
大号泣の璃実ちゃんの肩を抱き、泣き崩れそうな璃実ちゃんを小島さんと部屋へと運ぶ。少し落ち着いてから…
八木「それで、何があったの?」
璃実「……」
八木「璃実ちゃん……。あのね、僕の先輩。小島さんだよ。璃実ちゃんの話、なんでも聞いてくれるよ。」
小島「八木の先輩の小島和哉です。なんでもお話してね。」
八木がいたら話してくれないと思い、電話が来たていで離脱。車で待つことに。
電話を繋いでいて、小島さんがポケットに入れている。
電話を繋ぎながらLINEでAちゃんのことを知る。
咳が出始めて吐血したらしい。
今から救急車を呼んで病院へ行くそうだ。
胃潰瘍の再発かなぁ。
璃実ちゃん達は順調に話が進んでいた。
高校でイジメにあっていてクラスに行きずらくなってしまったそうだ。
しばらく話して戻ってくるように連絡が来たので璃実ちゃんの部屋に戻る。
八木「話は纏まりました?」
小島「OKだよね?」
璃実「小島さん、ありがとうございました。」
八木「なんかここで璃実ちゃんを不安にさせるの申し訳ないんだけど、Aちゃんが」
璃実「お姉ちゃんがどうしたんですか?!」
八木「Aちゃん、寮で吐血したらしくて今病院向かってるみたい」
璃実「また無理したんですか?胃潰瘍の再発ですか?」
八木「多分そうだろうね」
璃実「八木さん、お姉ちゃんをよろしくお願いします」
八木「了解しました。璃実ちゃんも何かあったらすぐに連絡してね」
璃実「はい」
という事で、今日のところは帰ることに。
車の中で…
小島「Aちゃん大丈夫なの?」
八木「しばらく入院じゃないですかね。」
小島「心配だな…」
八木「平沢付いてるし、大丈夫ですよ。それから、今、郡司さんのお母様向かってくださってるみたいで。」
郡司さんのお母様は、Aちゃんのことを溺愛しているのであった。
106人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Flute | 作成日時:2022年12月25日 22時