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和也｢出てきてるなら声掛けろや！！何ボケーッと立ってんの｣
｢いやぁ、お邪魔かなと思いまして｣
和也｢あんた達も男が1人で女子トイレの前で立ってたら、彼女待ってるって事でしょ。それくらい考えたら分かると思うけど、バカなの？｣
おーこの人めっちゃ毒吐く人だ。可愛い顔して結構強めの毒吐く人だー。しかも彼女って言った！！嘘も方便かな？？
※｢はぁ？！ちょっとイケメンだからって調子のんなよ！！｣
和也｢顔だけじゃなくて性格もブスな奴に言われてもねぇ…｣
｢ちょ…！行きましょ！！｣
いくらなんでも言い過ぎだし、周りからの視線も怖い
とりあえずここから離れないと…
腕を掴んで少し強めに引っ張たら、ちゃんと付いて来てくれた。
ただ後ろから凄い溜息が聞こえてくるし、不機嫌オーラも垂れ流してるけど
和也｢ねぇ、何処まで行くの。そろそろ手離してよ｣
｢あ、すいません｣
和也｢で？どういう状況なわけ？｣
｢いや…咄嗟に引っ張て来ちゃいました…｣
和也｢それは分かってるけど｣
｢そもそも！あんな言い方したら、怒るに決まってるじゃないですか！｣
和也｢でも本当のことでしょ？ナンパ断られたから悪口言うって色々とヤバいでしょ｣
｢本当の事だとしても、オブラートに包んだりあるじゃないですか…｣
和也｢何で見ず知らずの赤の他人の為に、俺がそんな気遣いしなきゃいけないわけ？｣
｢そうですけど…もっと人の気持ち考えないと｣
和也｢考えないと？｣
｢…友達なくしますよ？｣
和也｢あんたバカでしょ？｣
｢は？｣
和也｢大人なんだからその辺は上手いことやるに決まってるでしょ。バカなの？｣
｢だから！！なんでそういう言い方！！あと笑いすぎです！！｣
そんな目尻に涙溜めてまで笑わなくても良いと思う
ユキ｢Aー！どうしたの？凄い目立ってるけど｣
ユキちゃんに言われて周りを見たら確かに…皆こっち見てる…恥ずかしすぎる
雅紀｢Aちゃんもニノも大丈夫？てかどうしたの？何かあったの？｣
｢はっ！そうだった！すいません、ちょっと冷たいかもしれないですけど…｣
ユキ｢ちょっと！Aなにしてるの？！｣
｢さっきこの人のズボンにオレンジジュース零しちゃって…。早めに応急処置しておけば、シミにならないから。｣
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作者名：白ネコ | 作成日時：2019年11月20日 17時
