明日の君に恋をする [NK] (ページ8)

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うん。ユキちゃんが見てるのは4番と５番の列だから、同じ番号しか出て来ないよね

早く言ってよねーって頬を膨らませながら席を探してる

反対側を見ても6.7番の席だから一生見つからないよね

私が見つければ良いだけなんだけど

｢ユキちゃん、席あったよ。そっちから回って来れる？｣

私達の席とユキちゃんがいる場所は10席分離れてるから、座席の間を通って移動は流石に難しい

ユキ｢少し下に行ったら通路になってたから、そこからそっちに行く！Aは先に座ってて！｣

｢分かった！気をつけてね！｣

私たちの取った席は3ブロックに別れている真ん中のブロック

その中でも少しだけ真ん中からズレて通路側

通路から2つ席を超えた所だから、ほぼ通路側かな？

気持ち程度にしか変わらないけど、ユキちゃんには真ん中側に座って貰おう

先に座ったらまた立たないといけないから、ユキちゃんが来るまで待ってよう

和也｢ねぇ。座らないならそこ退いてくれない？｣

｢あ、すいません。友人がそこに居るんですけど、奥に座らせたくて…席は奥ですか？｣

雅紀｢良いよ良いよ～！俺たち17.18番で端っこだから！お友達来るまで待ってるよ！｣

最初に声をかけて来た人はなんだろ…何処かで会ったような気がする

和也｢ちょっと、相葉さん何勝手に決めてんの｣

雅紀｢いいじゃん！何回も立つより少しくらい待ってる方が良いってー！｣

相葉さん？って人はなんだかすっごい爽やか…(笑)

人見知り？何それ美味しいの？

って感じの爽やかさだ(笑)

ユキ｢Aー？どうしたの？何かあった？｣

｢ううん。ユキちゃんに奥に座って貰おうと思って待ってたの。この人達も席が通路側(ここ)だから待っててくれたの｣

ユキ｢そうだったんですか！！すいません…ありがとうございます！｣

雅紀｢気にしなくて良いよー！それより映画始まっちゃうから、早く座りなー｣

相葉さんがキラキラ爽やかスマイルで攻撃して来た

世の中にはこんなに『爽やか』って言葉が似合う人がいたんだ…

なんて思いながら席に座ると、すぐに館内が暗くなった

席はユキちゃん、私、相葉さんのお友達、相葉さんの順番になった。

隣になっちゃったけど、なんだかこの人苦手だなぁ
喋ってないけど。

映画が始まるまでのCMって結構面白いよね。

因みに私はここでポップコーンを半分くらい食べちゃう(笑)