明日の君に恋をする [NK] (ページ42)

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コンテストは緊張したものの、変な気負いもなく練習通りのスタイルを作れた。
競技中はモデルさんと会話できないから、アイちゃんとはアイコンタクトでお互いの緊張を解し合って楽しめた。

競技が終わって審査にはいると、ここからはモデルさんのターン。
人数は多くないけど全てのモデルさんの審査をするから、やっぱり20分ないし30分くらいは掛かる。
その間モデルさんにはポージングをしてもらうけど、審査中はルールとして途中でポージングの変更をすると失格になる。
なのでほとんど動けない。
出来るだけ辛くない姿勢でポージングを取ってもらってるけど、スタイルに合うようにしないといけないし…
そもそも30分近く微動だにしないってまず無理な話だよ。

無事に審査が終わって、アイちゃんを迎えに行く。

「アイちゃんお疲れ様。大丈夫？」

アイ「Aさんお疲れ様です。二の腕プルプルして大変でした！笑なんか凄い長い時間見られてる気がして緊張しました…」

「うわー、本当にお疲れ様！！ありがとう！！私がいた場所からだとあんまり見えなかったけど…」

アイちゃんと話をしながら会場を出て、潤くんたちの元へ行く。
この後すぐに潤くんたちのショーが始まるから、早く行かないと。

「アイちゃんはとりあえずここに座って待ってて、潤くんたちのところに行ってくる！」

アイ「はーい！ここだと店長さんたち見れますか？」

「うん！目の前でやるはずだよ。じゃぁちょっと行ってくるから、何かあったら電話して！」

最後の方はほぼ聞こえてるのか分からないくらいに、距離が離れてたとおもう。
潤くんはステージの横で控えていた。辺りを見渡すと、やっぱり篠田くんは見当たらなかった。
和くんもいないけど…

「潤くん！」

J「お、Aお疲れ。どうだった？」

「バッチリ！！って私のことは良いんだよ。篠田くんやっぱり連絡つかない？」

J「全く。LINEも既読にすらならねぇ」

「アシスタントどうするの？誰かに頼んだ？」

J「いや。もう逆に1人で良いかなって」

和「え？Aじゃダメなの？」

「っビックリしたー。和くん驚かさないでよ。どこ行ってたの？」

さっきから見当たらなかったから、トイレにでも行ってるのかなぁって思ってスルーしてたけど…
いきなり隣に現れたから、口から心臓が出るんじゃないかってくらいビックリした。
まだドキドキしてるよ…