明日の君に恋をする [NK] (ページ32)

今日:29 hit、昨日:14 hit、合計:8,796 hit

12 ページ32

しかし頭がふわふわするなー。ご飯もおいしかったし、凄く楽しかった。
車が走り出してからもずっと何か喋ってた気がする。それこそ本当に他愛もない話。
モンスターをハントするゲームはどこまで進んだとか、昨日見たテレビが面白かったとか。
最近ある男性アイドルグループに嵌ってるとか。
だからなのか帰り道は早く家についた気がする。

「今日は本当にありがとうございました！帰りも送ってもらって」

和「まさかこんなに近所だとは思わなかったけど。まぁでも本当気にしなくて良いよ」

「またご飯いきましょうねー？」

和「気をつけて帰りなよ」

「大丈夫ですってーっわ！」

って言いながらエントランスに向かうと少し、本当少しの段差に躓いて転けそうになった。
ギリギリ耐えたけどね！！

和「だから言ってるのに。ちゃんと前見て歩け！」

「はーい」

恥ずかしいやら何やらで後ろを見れない。オートロックを解除してエレベーターを呼ぶ。
すぐ下に降りてきて、乗り込んで前を見たら和くんの車がまだ止まっていた。
窓を開けて手を上げてくれたから、嬉しくなって手を振った。
多分この時の私は顔が凄くニヤけてたと思う。

「和くんおやすみー！！」

エレベーターホールからエントランスまでも距離があるし、まずエントランスの扉は閉まってるから聞こえてないと思うけど…
でもエレベーターのドアが閉まる直前、和くんの口が動いた気がした。
和くんもおやすみって言ってくれたのかなー？
なんて考えながらお風呂に入り、その日は気絶するかのように眠りについた。
次の日、割れそうなほどの頭痛…二日酔いが来て後悔するのはまた別のお話。