明日の君に恋をする [NK] (ページ31)

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ワーキングコースがある学校もあるけど、私が行ってた学校にはそれがなかった。
でも潤くんのお店が偶々アシスタントを募集してたから就職できた。
あ、言っておくけど潤くんの知り合いだから就職できたわけじゃないよ。
今は独立していなくなったけど、当時働いていたマネージャー…潤くんのすぐ下のキャリアの人が面接してくれて、採用が決まってから潤くんに報告してたはず…
私も潤くんのお店だって知らなくて、働き初めて一週間後に知ったんだよね…
あの時は本当にビックリしたな…

和「今年でコンテスト？出るの最後だったら、優勝したら俺もどっか連れて行ってあげる」

「本当に？！やったー！！」

和「ご飯でも良いし、遊びにでも良いし。それこそ映画でも良いしね」

「コンテストまでに考えとく！」

和「日帰りで行ける距離でね」

「はーい！」

俄然やる気が出て来たなー。絶対優勝しよ。
1人心の中で気合を入れて、和くんと潤くんと楽しくご飯をたべた。
テンションが上がって少し飲みすぎた気がするけど…ちょっとふわふわする。

そろそろお開きにってことでお店をでた。
私も少しくらいは払おうと思ったけど知らない間に潤くんがお会計を終わらせていた。
本当…潤くんのそう言うとこだよ。

和「J送ろっか？」

J「いや、電車で帰るからA送ってやって。確かニノと同じ方向だったはず」

和「オッケー。じゃぁ気をつけてな」

J「また何回か来てもらいたいから、連絡するわ。Aのことよろしく」

和「はいはーい。さてA、帰るよ」

「はーい！あれ？潤くんは？」

和「もう帰ったよ。で、Aん家どこ？」

「えっとーお店の近く！」

和「店ってJの？そっからどれくらい？」

「潤くんのお店からは3駅！！新士駅から徒歩15分！！」

和「おっけ。とりあえず車乗って」

「はーい！」

和「って言うかカクテル？サワー？2杯でよくここまで酔えるな」

「酔ってませーん！」

和「はいはい。酔っ払いはみんなそう言うの。で、住所は？」

「新士の大宮町のコスモスってマンション！」

和「まじ？」

「自分の家ウソついてどうすんの～」

和「俺ん家その隣のハピネスってマンション」

「えー！めちゃくちゃご近所さんじゃないですかー！！」

まさかのお隣さん。マンションが…だけど。凄い偶然だな～。