明日の君に恋をする [NK] (ページ4)

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いつもと違う水曜日ページ4

｢1時間以内に起きれたら良いね？それにもし起きてたとしても、2つの記憶のどっちが正しくてどっちが違うのか。結構分からないものだよ？｣

人間の記憶なんて曖昧で、実は違いました。なんてことも意外とある

アイ｢そんなもんですかねー？｣

｢そんなもんですよー？｣

なんて冗談半分に話してるけど、実際にそんな事が起こったらたまったもんじゃない

1度ならまだ何とか踏ん張って頑張れるけれど
そう何度も起きたらもう頑張れない

｢そろそろ岩井様がいらっしゃるから、準備しとこっか？｣

椅子から立ち上がった瞬間、膝から崩れ落ちた
天井が回るとか、星が散るとか、目がチカチカするとか、漫画や小説なんかで良くある描写だっけど
実際そう感じるんだな
なんて思いながら衝撃に耐えた

テレビの中でも同様の事が起こっていたなんて知る由もなく

遠くの方でアイちゃんの声が聞こえる

あー和くん大丈夫かな
また怒るんだろな

なんて考えながら目を閉じた

『二宮さん！！大丈夫ですか？！』

『すいません。眩暈がして』

『眩暈？まさかっ』

『そうです。また私の記憶が改変されました。なので失礼します！』

『ちょっと！二宮さん！！えー·····番組の途中ですが、二宮さんが体調不良となりましたのでここからはヨシノがお送りしたいと思います。先日発掘された·····』