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和也｢なに？｣
｢え？｣
和也｢人のことずっと見てるけどなに？｣
｢あ、いえ。意外と優しいんだなぁと｣
和也｢は？バカじゃないの？｣
ほら、また唇尖らせて耳が真っ赤。やっぱり照れてるんだ。
なんか…可愛いな(笑)
言ったらまたバカじゃないの？って言われるんだろうけど。
そもそも男の人に可愛いって言うのもどうなんだって感じだし。
しかしユキちゃん達遅いな。一体何してるんだろ？
カウンターに目をやると丁度、商品を受け取るところだった。
ユキ｢お待たせー。はい、Aのアフォガート。｣
｢ありがとう。相葉さん、いただきます。｣
雅紀｢どうぞー。はい、ニノはアイスコーヒーね｣
和也｢ありがとう｣
誰が合図したわけでもなく、皆がそれぞれドリンクを飲んだ。
うん。やっぱりアフォガート美味しい。
キャラメルフラペチーノも美味しいけどあれは本当、甘くてカロリー爆弾すぎる。
いや、アフォガートもそこそこの爆弾だけど。
でもそんなに甘くなくて、後味がほんのりほろ苦くて好き。
あんまり苦すぎると飲めないだけなんだけど。
私にはコーヒーをブラックで飲む日は来ないだろう。
雅紀｢そう言えば自己紹介まだだよね！！勝手に名前で呼んでるけど！！｣
相葉さんが思い出したかのように、ニコニコ笑いながら言った。
確かに皆勝手にそれぞれ呼んでるけど、自己紹介してなかったな。
雅紀｢俺は相葉。相葉雅紀28歳です。サラリーマンやってまーす！｣
次ニノ！！って言いながら相葉さんがニノさんの肘を小突いてる。
和也｢二宮和也。ただのサラリーマン｣
二宮さんって言うのか。やっぱりニノさんはあだ名だったのか。
ユキ｢次私ねー。柏木雪乃です。ユキちゃんって呼んで下さい！OLやってまーす！｣
｢AAです。美容師やってます。｣
雅紀｢へー！Aちゃん美容師さんなんだ！凄いねー！！俺たちの友達にも美容師してる子いるよー！｣
なんだこれ。合コンかな？合コンなのかな？男女が自己紹介し合って、なんて事ない話を無理やり盛り上げて……合コンじゃん！！
合コン行った事ないけど！！
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作者名：白ネコ | 作成日時：2019年11月20日 17時
